国税庁は、特設サイト「令和2年度分 確定申告特集(準備編)」をオープンした。お知らせ、事前準備に関する情報、説明動画などを公開している。
2021年1月上旬に更新し、正式オープンする。なお、AIチャットボット「ふたば」の回答内容は20年12月28日までは「年末調整」となる。

 新型コロナウイルス感染症対策として、令和2年度確定申告会場への入場は、入場整理券が必要。入場整理券の配布方法は、各日当日配布・オンライン申し込みにより発行の予定。詳細は決定次第告知する。国税庁では、電話相談やチャットボットを活用して疑問点を解消し、年々、機能を強化してきたe-Tax(マイナンバーカード方式、ID・パスワード方式)による申請を呼びかけている。
 「マイナポータルAP」対応スマートフォンスマホ)とマイナンバーカードを利用したマイナンバーカード方式によるe-Tax送信は、21年1月からAndroid端末、iPhoneともにマイナポータルAP以外のアプリのインストールは不要になり、より便利になる。同じく1月に、Google Cromeなど、推奨OS・ブラウザーを増やし、タブレット端末上に表示されたQRコードをスマホのマイナポータルAPアプリで読み取ることでe-Tax送信が可能になる。一方、PCからe-Tax送信する場合は、従来通り、別途、公的個人認証サービス対応のICカードリーダが必要。
 
 所得税の申告において、対象の控除証明書等の必要データを一括取得し、申告書の該当項目に自動入力するマイナポータル連携機能も新たに導入する(証明書発行主体がマイナポータル連携に対応している場合のみ)。ID・パスワード方式の場合、マイナンバーカードがなくともe-Taxによる申請は可能だが、事前に税務署職員と対面で本人確認を行い、ID・パスワード方式の届出完了通知を発行しておく必要がある。
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