全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、9月の完全ワイヤレスイヤホンの販売台数前年同月比は126.4%となり、2ケタの大幅伸長で販売増となった。クリスマスプレゼントなどの需要で好調な市場がさらに勢いを増している。


 メーカーシェアでは、アップルが3割強を占めてトップをキープ。ただ、5月をピークに徐々に落ちており、競合各社の成長がうかがえる。2番手以降は、ソニー、JVCケンウッド、オーディオテクニカ、ボーズの順で並ぶ。いずれも、販売台数前年比ではアップルを上回っている。
 シリーズ別の販売台数シェアランキングでは「AirPods Pro」が22.9%で首位。前月の24.5%から1.6ポイント落とした。ソニーは、ロングセラーモデル「WF-1000XM3」や夏発売の「WF-XB700」が好調。赤丸急上昇は、ボーズの「QuietComfort Earbuds」。10月発売で3万円を超える高級機ながら6位にランクインした。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

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