ほとんどのメーカーが前年を下回る中、販売を伸ばしているのはアップルとASUSだ。販売台数前年同月比は、アップルが165.9%、ASUSが122.6%で成長ぶりがうかがえる。直近1年の販売台数シェアの推移を追うと、各社のシェア差が詰まっていることが分かる。トップ争いも熾烈で、1月はNECが19.7%、富士通が19.6%と0.1ポイントの僅差だ。
注目したいのは、シリーズ別の販売台数シェアランキングで常連のNECや富士通を抑えて、アップルの「MacBook Air Retina(2020)」が首位を獲得していることだ。同社は上位モデル「MacBook Pro Touch Bar Retina(2020)」も5位にランクインするなど絶好調。新年早々、今後の市場の波乱を感じさせる結果となった。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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