そごう・西武は、今年のお中元ギフトの売り上げについて、既存店前年105%、うちインターネット前年比110%と、強気の目標を立てる。
近年、共働き世帯が増えており、「小遣い制」ではなく、公共料金や保険料といった固定費の支払いを項目ごとに分担する「夫婦別会計」でやりくりし、自分の収入の残りを自由に使って貯蓄や投資、買い物をするケースが増えているようだ。お中元ギフトの「自己購入」は、共働き世帯の増加がもたらしたプラスの経済効果ともいえるだろう。
高島屋は、「2021年高島屋のお中元」のEC販売スタートにあたり、「お中元は、日頃からお世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える、夏のご挨拶」という従来通りの解釈に加え、「近年はお中元を、この時期ならではの限定品や、今だけ・ここだけの美味しいグルメが一堂に集まるシーズンイベントとして捉え、ご自宅用や、カジュアルギフトに利用される方も増えています」と紹介。オンラインストア独自特集として「おうち時間充実ギフト」「ご当地ギフト」など、自宅用にも楽しめるラインアップを取りそろえる。
お中元・お歳暮は、高級お取り寄せスイーツ・グルメを中心としたお買い物のシーズンイベントに変わりつつある。
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