観光庁は、2020年4月~21年3月分(令和2年度)の主要旅行業者の旅行取扱状況年度総計(速報)を5月21日に発表した。海外旅行、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド旅行の取り扱い)、国内旅行の総取扱額は約9997億3379万円で、前年度比78.4%。
コロナ禍によって、大きな打撃を受けている。

 影響が最も大きかったのは海外旅行。取扱額は424億9593万円で、前年度比97.7%減だった。中でも、旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱額7326万円で、前年度(3868億2620万円)と比べてほぼ100%減という状況だ。
 日本の旅行会社によるインバウンド旅行の取扱額は90億9915万円で、前年度(2261億157万円)に比べて96.0%減。こちらの影響も大きかった。
 国内旅行は「Go To トラベル事業」があったことで、コロナ禍の影響が多少抑えられた。取扱額は、9481億3872万円で前年度比63.1%減に抑えられた。国土交通省の担当者によると、「東京が加わった10月と11月に大きく盛り返した」という。
【関連記事】
「Go To トラベル」代わりに最大7000円の支援、同一の都道府県内が対象
GW休み明け、気になる次の連休は?
「Go To Eat東京」食事券、有効期限を再調整 6月30日から延長の可能性
コロナ禍のGWは昨年と比較して何が違う? インテージが調査
英会話レッスンで世界一周旅行をしよう! ネイティブキャンプのGo To トラベルキャンペーン
編集部おすすめ