トヨタファイナンシャルサービスとトヨタファイナンスは、スマートフォン決済サービス「TOYOTA Wallet」の決済方法に、登録済みの銀行口座から即時決済する「Bank Pay(バンクペイ)」を追加した。

 トヨタ自動車など3社が2019年11月にリリースしたTOYOTA Walletは、事前チャージ(プリペイド)型電子マネー「TOYOTA Wallet残高」と、コード決済の「TS CUBIC Pay(トヨタ店舗のみ)」「銀行Pay」の3通りの決済方法に対応していたが、今回、Bank Pay加盟店で使えるデビット型サービス「Bank Pay」にも対応した。
レジでは「Bank Pay」で支払うと伝えて決済する。
 Bank Pay対応の金融機関は、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、岩手銀行、福島銀行、長野銀行、十六銀行、百五銀行、京都銀行、阿波銀行、伊予銀行、西日本シティ銀行。これらのBank Pay対応金融機関は、TOYOTA Wallet残高へのチャージにも対応し、事前チャージ型電子マネーのTOYOTA Wallet残高にチャージ可能になった。
 なお、トヨタファイナンシャルサービスは、TOYOTA Wallet残高に限り、iD加盟店/Mastercard コンタクトレス加盟店(国内)、オンラインのMastercard加盟店で利用すると、決済額の1.5%のTOYOTA Wallet残高を付与している(Androidスマートフォンでは、Mastercard コンタクトレス決済は非対応)。この1.5%キャッシュバックは2021年4月13日に開始し、終了日は未定。
 一つのアプリで多彩な決済方法・チャージ方法が選べるTOYOTA Walletは、将来的にはモビリティ社会に貢献するプラットフォームとなるオールトヨタのスマートフォン決済アプリを目指す。
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