独Chrono24は7月30日に、同社が運営する高級時計専門マーケットプレイスにおける、2021年上半期のリクエスト数および時計の売上に関するランキングや傾向を発表した。同発表内容は、1月1日~6月27日のデータベースに基づいている。


 21年上半期の、世界における時計のブランドランキングは、「Rolex(ロレックス)」が1位を獲得した。シェアは20年と比較して8%減少したものの、全体の3分の1以上を占めている。
 2位の「Omega(オメガ)」は、アジアでは大幅に売上を落としたが、フランスやイギリスで好調な結果を残し、3位の「Breitling(ブライトリング)」の2倍以上のリクエスト数を獲得した。また、「SEIKO(セイコー)」はアメリカで40%以上リクエスト数が増加し、4位にランクインしている。
 日本・アメリカ・ドイツ、フランス・イギリス・香港の国別では、Rolexが日本を除くすべての国で3分の1以上のシェアを占めており、ドイツでは40%に達した。なお、日本でも32%のシェアを占めている。
 日本におけるブランドランキングは、1位がRolex、2位がAudemars Piguet、3位がPatek Philippeだった。Audemars PiguetとPatek Philippeは、香港でも上位にランクインしている。
 2021年上半期の、世界の時計モデルランキングでは、Rolexの「Datejust」が2020年に引き続き1位、同じくRolexの「Submariner」が2位にランクインした。また、Rolexの「Daytona」が5位にランクアップしている。
 2020年に5位だったOmegaの「Speedmaster」は3位に、また4位には同じくOmegaの「Seamaster」がランクインした。
 そのほか、2021年上半期の、ダイヤル色の人気傾向としては、1位が「黒」、2位が「青」、3位が「シルバー」と、2020年と同じ順位となっている。
また、ケース素材の人気傾向としては、1位が「スチール」、2位が「ゴールド/スチール」、3位が「イエローゴールド」と、こちらも2020年と同じ順位だった。
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