全国の主要家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年7月のSIMフリースマートフォンスマホ)の販売台数は前年同月比82.4%にとどまった。前月に続き2ケタ減と低調で、メーカー別では淘汰が進んできている。


 市場が落ち込むなか、Xiaomi・OPPO・シャープが販売台数を伸ばしており、7月は3社で60%近くのシェアを占めた。特に成長著しいのがXiaomiだ。年初から右肩上がりに支持を拡大しており、7月の販売台数は前年同月比467.7%。日本市場参入以来初となる月間販売台数シェア1位を獲得した。
 シリーズ別の販売台数ランキングのトップは、Xiaomiの「Mi 11 Lite 5G」。同社は「Redmi 9T 4GB+64GB」が7位、「Redmi Note 10 Pro」が8位にランクインしている。1.8ポイント差で2位につけているのがシャープの「AQUOS sense4 lite」。メーカーシェアで競っているOPPOは「A73」が3位、ほか3製品がベストテン入りしている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
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