福岡ソフトバンクホークスとソフトバンクロボティクスは9月16日、総勢100体の人型ロボットPepper(ペッパー)」によるロボット応援団が「最大のロボット応援団」としてギネス世界記録に認定されたと発表した。
 

 ロボット応援団は、新型コロナウイルス感染拡大により制限がかかる野球観戦の新たな応援スタイルとして企画されたもの。
昨年6月、無観客試合や入場制限が続く球場で、自粛生活を余儀なくされているファンに明るい話題と元気を届けるため、空席となったスタンドを活用しロボット応援団を結成した。
 当初5体からスタートしたロボット応援団は、試合を重ねるごとに数や仲間を増やしていき、2021年公式戦開幕と同時に総勢100体のPepperによる世界一のロボット応援団が完成した。以降、試合やイベントに合わせて衣装やダンス、音楽を替えることによりファンに飽きのこない演出を提供してきた。この取り組みを通して、九州をはじめとする全国のファンに明るく元気な話題を届けた。球場観戦の新たな応援スタイルと価値を提供することにより、今後のスポーツ業界をけん引していきたいという想いが込められている。
 16日の公式戦前にはギネス世界記録の認定式が行われ、Pepperが「やった!ギネス世界記録、うれしー!ぼくたちのギネス世界記録認定式に立ち会ってくれて、ありがとう!これからは世界一のロボット応援団として、ホークスを応援していく」と、喜びのコメントを発表した。
 なお、ギネス世界記録認定を記念し、ファンからの日頃の声援に感謝の気持ちを込めて、9月16日~10月15日の期間中にPayPayドームで開催される主催公式戦で、選手が放ったホームランボールがPepperに当たったら「Pepper1体1年間レンタル権利」をプレゼントするキャンペーンを実施する。
 また、PayPayドームに隣接するエンターテインメント施設「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」では、ギネス世界記録公式認定証の展示やフォトスポットの設置を行う。
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