気象庁は6月27日、関東甲信地方、東海地方、九州南部の梅雨明けを発表した。関東地方の梅雨入りは6月6日頃で、速報値によると、梅雨の期間は史上最短となった。
そこで今回は、小雨や曇り空はもちろん、梅雨明け後の夏空でさらに映えるフォトジェニックな空間演出「アンブレラスカイ」が楽しめるスポット2カ所を紹介しよう。

 まずは人気のリゾート地・軽井沢から。軽井沢星野地区にある星野リゾートの商業施設「ハルニレテラス」では、ハルニレテラスの印象的な街並みが100本を超えるカラフルな傘で彩られる「軽井沢アンブレラスカイ」を実施している。今年は、10時と16時の1日2回、雨上がりの虹をイメージしたシャボン玉が空に浮かび(荒天時は中止)、18時以降は幻想的なライトアップでさらに盛り上げる。開催期間は6月3日~7月10日。
 もう一カ所、埼玉県飯能市の宮沢湖畔にある「ムーミンバレーパーク」では、日本最大級・約1200本(22年1月ムーミン物語調べ)のアンブレラスカイが楽しめる「ムーミン谷とアンブレラ」を実施している。期間は4月27日~7月3日までの予定だったが、好評につき7月18日まで約2週間の延長が決定。「海の日」までの延長期間中、雨の日にだけ現れるアートも新登場する。
 ムーミンバレーパークは、北欧テイストのショップやレストランが並ぶ無料エリア「メッツァビレッジ」を抜けた後にあり、アンブレラスカイは、入園チケット(1デーパスまたは年間デジタルパスポート)の提示が必要なパーク入口からメインエリアまでの1本道の上空に広がる。
 「ムーミン谷とアンブレラ」は今年で3回目。デザインテーマは、ムーミンの原作絵本『ムーミン谷へのふしぎな旅』がモチーフ。見上げると、アンブレラに交じって気球が見つかった。

 施設を運営するムーミン物語は、昨年に引き続き、展示されたビニール傘を別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせる「アップサイクル」の取り組みをモンドデザインと提携して実施する。昨年は、リサイクルブランド「PLASTICITY」から、一つ一つ表情や質感が異なるオンリーワンの素材で作ったトートを販売した。今年は、地球環境を考慮したメッツァオリジナルの新ブランド「Ethical Choice」のタグをつけ、ショルダーバッグなどの販売を検討している。発売時期は10月の予定。
 梅雨のじめじめした気分を吹き飛ばす華やかなアンブレラスカイの演出は、近年、各地で実施されている。機会があったらスマートフォンやデジタルカメラで写真を撮ってみよう。(BCN・嵯峨野 芙美)
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