小田急グループの小田急百貨店が運営する小田急百貨店新宿店は、新宿駅西口地区開発計画の進捗による本館営業終了にともない、新宿西口ハルクの売場再編工事を実施してきたが、10月4日にリニューアルオープンする。閉館する新宿店本館の最終営業日は10月2日。


 今回のリニューアルでは、「Smart(スマート)」をテーマに掲げ、百貨店の提案力を生かしながらデジタルコミュニケーションを強化することで、「新たな発見や感動」「充実した心豊かな生活」「自分時間を充実させる利便性」を提供する。
 中心カテゴリーとなる「食品」「化粧品」「ラグジュアリーブランド」については、「デパコス」と「スイーツ」をワンフロア展開とした買いまわりしやすい地下1階の化粧品&和洋菓子売場や、好調な高級時計を強化した1階のインターナショナルブティックなど、個性豊かなフロアとなる。
 また、お得意様サロン、レディスクラブカウンターなど百貨店ならではのサービス施設を継続するほか、リアル店舗の提供価値として支持の高いイベントスペースやポップアップスペース(2階)、カジュアルギフトアイテムの品揃えを増やしECと連携した新しいコンセプトのギフトサロンを開設する。
 新宿店での取り扱いを終了するアイテムについては、ECサイト「小田急百貨店オンラインショッピング」での取り扱いを強化するほか、町田店や小田急百貨店ふじさわで展開するアイテムを電話注文してオンラインで決済できる「リモート注文サービス」を拡充するとともに、外商顧客を各ブランドの直営店にアテンドして購入してもらう取り組みなども進めていく。
 加えて、12月には、小田急グループが運営する「小田急エース北西館」への食品売場の出店により、菓子や弁当・パンなど同店の強みである「デパ地下」のさらなる強化を図る。小田急百貨店の営業フロアは新宿西口ハルク 地下2階~地上2階、7階。2階~6階はビックカメラ新宿西口店、8階はハルクレストラン。
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