Hamee(ハミィ)は9月13日に、同社が開発するデザイン性と見守り機能が充実したキッズ向けスマートフォン「Hamic POCKET L」において、otta(オッタ)と事業連携してデジタルによる子どもたちの見守りサービスを共同開発することを発表した。

 今回のottaとの事業連携では、“親が自分の子どもを見守る”点での見守りだけでなく、“街が子どもたちを見守る”という面での見守りへと、デジタルでの見守りの概念を進化させた「MIELS(ミエルス)構想」の実現を目指す。

 具体的には、学校や店舗、タクシーなどへの見守り基地局の設置をはじめ、地域住人などが子どもたちを見守るためのアプリをスマートフォンへインストールすることで、万が一犯罪や災害が発生した際に子どもたちの居場所を特定するための多種多様な検知を可能にし、位置情報や接触情報に基づく迅速な問題解決を図るサービス開発を推進していく。
 HameeのHamicProjectとottaは、「MIELS構想」のアクションとして、「Hamic POCKET L」の内蔵GPSを使用した位置情報エリア通知サービス「ジオフェンス」を共同開発しており、現在リリースしているottaのアプリを共同でバージョンアップした。
 バージョンアップしたottaのアプリを、「Hamic POCKET L」ユーザーである子どもの保護者が持つスマートフォンにインストールすることで、子どもの位置情報や行動履歴を確認できるほか、学校や自宅など特定のスポットを「見守りスポット」として設定し、同スポットに子どもが到着した際に通知を受け取れるようになる。
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