パナソニック コネクトは2月17日に、日本マイクロソフトが同社のパブリッククラウド「Microsoft Azure」上で提供している「Azure OpenAI Service」を活用した、AIアシスタントサービス「ConnectGPT」の国内社員向け運用を開始している。

●いつでもAIに質問できる環境を整備
 「ConnectGPT」は、「Microsoft Azure」上の「Azure OpenAI Service」を活用したAIアシスタントサービスとして開発され、社員は社内イントラネット上からアクセスして、いつでもAIに質問できる。

 MicrosoftがAzure上で提供する、GPT-3.5の法人向けサービスをベースに開発することで、入力した情報の2次利用をしない、入力した情報は一定期間を過ぎたら消去するといった、セキュリティ面に配慮している。
 開発したサービスのユーザーインターフェースには、使用に際しての注意喚起を明記するとともに、英語で質問した方がより精度の高い回答が得られることから、自動翻訳機能も搭載し、日本語で入力した質問を英語に変換してAIに質問することが可能なほか、英語で得た回答を日本語に翻訳することもできる。
 今回の、「ConnectGPT」の国内社員向け運用運用の開始は、「ConnectGPT」を社員に広く提供することで業務の生産性向上につなげていきたい、との考えから行われた。社員は、「ConnectGPT」を通じて自らにそれぞれの課題を適用し、生産性向上といったアイデア出しを行うなどの活動につなげていく。
 さらに、この活動を通じて従業員が最先端のAIテクノロジーに日々自由に触れられる環境を提供することで、AIに強い人材育成が加速される副次的効果も狙っている。また、業務プロセスへのAI組み込みプロセスの最適化への活用も今後検討していく。
【関連記事】
CLOVA デバイス販売終了・音声アシスト機能も終了へ 直近3年間の販売動向を振り返る
FCCL、「ふくまろおしえてサービス」の提供開始 AIアシスタントと対話しながらデジタルの悩み解決
画面が付いてるだけじゃない! 大きく化けたアマゾンとグーグルの最新スマートディスプレイを試す
パナソニック、「レッツノート」初のWi-Fi 6E対応「FV4」と個人店頭向け2023年春モデルを発売
パナソニック、レッツノート「SRシリーズ」発表、新色「カームグレイ」を採用
編集部おすすめ