ヨドバシ新宿西口では、「携帯スマートフォン館」地下2階に自転車専門フロアを構えている。電動アシスト自転車やスポーツサイクルなどの最新モデルを展示しているほか、自転車用品やアクセサリなどを販売。そのフロア内で、自転車用ヘルメットのラインアップが充実。努力義務化についてもアピールしている。
「2月末から3月にかけて、自転車用ヘルメットを買い求めるお客様が急激に増えた」。そう語るのは、自転車専門チームの小崎諭グループリーダー。努力義務化によって、「お子さんのヘルメットだけでなく、大人用のモデルが売れている」と続ける。3月は前年同月と比べて2~3倍の伸長という。
来店者に対して、頭にフィットしたヘルメットを購入してもらおうとスタッフがサイズを測定するケースが多いが、「ご自身で頭のサイズを計りたいというお客様向けに紙メジャーを用意している」とのことだ。
特に売れたのは「帽子型モデルのカジュアル系」という。1万円以下のモデルが売れ筋で「サイズやフィット感を重視して購入している」。
7階に設置している試乗コースもヘルメットの購入増につながっている。「ヘルメットを被りながら自転車を試すことができる」からだ。
努力義務とはいえ「4月以降も、需要はあるだろう」と小崎グループリーダーは見通す。自転車だけでなく、「電動キックボードが需要増のトリガーになる」とも見ている。現在、電動キックボードは基本的にヘルメットの着用が義務づけられているが、7月以降は必須ではなくなる。ただ、自転車以上にスピードが出る電動キックボードも走るとなれば、それぞれの運転者にとっては危険が増す可能性は高い。小崎グループリーダーは「耐久性の高いヘルメットで安心して自転車や電動キックボードに乗ってほしい」との考えを示す。(BCN・佐相彰彦)
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