newmoは2月6日に、「利用者視点に立ったサステナブルな地域交通」の実現に向けて、ライドシェア事業に参入することを発表した。

●“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”の実現を目指す
 同社は、グリーにて取締役CFO、事業統括本部長を歴任し、メルカリにて執行役 SVP Japan Region、Marketplace CEOとして日本事業を統括した、青柳直樹氏が代表を務めている。

 今回のライドシェア事業への参入は、近年新型コロナ禍の影響や高齢化にともなう離職によるタクシー運転手の急速な減少、インバウンドの回復による都市部や観光地でのタクシー不足の深刻化を受けて、タクシー不足の地域・時間帯・時期に、タクシー会社の管理下で一般ドライバーによる自家用車を使った有償での客の送迎を可能にする、「タクシー事業者によるライドシェア」が4月から限定解禁されるなど、ライドシェアを活用した社会問題の解決に向けた議論の高まりを受けて決定した。
 利用者が安心・安全・快適に利用できるユーザー体験(UX)と、ドライバーとして空き時間を活用して柔軟に働ける仕組みといった、地域や生活者にとって真に価値ある移動手段を提供することで、移動をより多様で自由なものにするとともに、地域経済や日本経済のさらなる活性化を目指す。
 なお、ライドシェア事業の提供開始時期や方法、地域などについては追って発表するという。
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