【最近気になる注目ワード・17】 あなたは「pH」(水素イオン濃度)という言葉を「ペーハー」と読むだろうか? それとも「ピーエイチ」派? 実はこの「pH」の読み方で、世代がバレてしまうと話題になっている。今回は、なぜ2通りの読み方が存在するのか、いつ頃から変わったのかを説明しよう。


●「pH」の読み方でバレるあなたの世代
 高校の化学で習う「pH」だが、世代によって2つの読み方が存在している。大人世代はこれを「ペーハー」と読むが、若者は「ピーエイチ」と読むという。X上でも「ペーハーは昭和の香りがする」「おじいちゃん先生はペーハーって読み方する」という若者の意見がある一方で、「ペーハーはペーハーだろ!」「ジェネレーションギャップがエグイ…」という親世代の悲鳴も上がっていた。
 実は、「pH」の読みは「国際単位系」という世界共通の単位に合わせて、1957年から英語読みの「ピーエイチ」に統一されている。しかしそれ以前からドイツ語読みの「ペーハー」が定着していたため、1957年以降も「ペーハー」という読みが使われたことが「ペーハー」派が存在する理由のようだ。
 しかし、日本でも2012年の教科書から「ピーエイチ」読みに統一された。その結果、初めは「ペーハー」と習うも、2012年以降、突然「ピーエイチ」と変換させられた世代も存在するようだ。
 教科書の表記が変わってジェネレーションギャップが発生する事例は、「鎌倉幕府の成立が1192年から1185年になった」など意外と多く存在している。今後も、意外なところで「世代がバレる」言葉や知識が生まれるかもしれない。(フリーライター・井原亘)
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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