最近のスマホには機内モードやマナーモードなど、いろいろな場面に最適なモードが備わっているためわざわざ電源を落とす人は少ないだろう。実際に映画などの鑑賞時に「わざわざ電源を切らなくても良いのでは?」という意見は多い。
しかし、TOHOシネマズの「映画の鑑賞マナーについて」には「上映中は携帯電話の電源はお切りください」と明記されており、映画鑑賞時に「携帯の電源を切ること」はマナーとしてなぜか未だに存在している。その理由が最近の大ヒット映画で明らかとなった。

●「平次」のセリフに「Siri起動」の報告が多数
 実は、機内モードやマナーモードでもSiriが勝手に起動してしまうことがあるらしい。4月12日に公開された「名探偵コナン」の映画では、作中の「平次」というセリフを「Hey Siri」だとスマホが勘違いしてSiriが起動してしまうという事例がSNS上で多数報告されている。
 実際に試した人からも「確かに“平次”で起動した!」「機内モードやマナーモードでも起動するのは罠過ぎる」といった声が続出。映画鑑賞時に意図せずSiriが反応するのは笑えるが、映画を真剣に観たい人にとっては邪魔になってしまうだろう。
 また、スマホではないので忘れがちだがApple Watchも危険だ。「時計感覚でそのまま付けちゃってて、ライトがついたりSiriが反応したりがよくある」という声もあるため、スマホの電源を切るべき場面ではApple Watchの電源も併せて切っておいた方が賢明だろう。
 Siriが勝手に起動するのが怖い人は、普段からSiriをオフにしておくのも選択肢のひとつ。Siriをオフにするには、設定の「Siriと検索」から「Hey Siriを聞き取る」をオフにすればOK。
 「電車内でなぜかSiriが起動して恥ずかしかった」「会社で会議中にいきなりSiriが話し始めた」などの声も意外と多いので、気になる人は映画を鑑賞する前にやっておいた方がいいかもしれない。(フリーライター・井原亘)
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。
現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
【関連記事】
デジカメよりも使い捨てカメラが最先端!? Z世代とのジェネレーションギャップが衝撃的
もはや“職場あるある”…… 「仕事慣れてきた?」と聞くのは「何を話せばいいのかわからない」ことの裏返し?
存在しない地域もある? SNSで「体育館の小窓」に注目集まる
小学校で出席をとる時の返答「はい元気です!」は全国区じゃなかった?
運転時の「手をあげて感謝」は生意気なの? 道を譲ってもらった際の「感謝の仕方」が難しい
編集部おすすめ