ムブショは6月1日に、女性の起業希望者を対象に少額サロン起業を目的とした「移動サロン事業」を開始した。

●「車中を自社スペース」で地方の女性の起業率を上げる
 今回、開始された「移動サロン事業」では、車を会社やサロンにする開業を、専門家がワンストップでサポートし、賃貸に左右されない経営スタイルを確立するとともに、運転費金や補助金の相談、助言に加え必要な書類などを代行制作する。
また、サロン経営の経験からリピート集客、アフターフォロー、新規顧客開拓まで、徹底した援助が行われる。
 なお、同社が行った収支シミュレーションによれば、単価1万円×1日平均3名、25日間の稼働なら10~12カ月で初期費用を回収できるとしている。
 あわせて、ウェブページ代わりとして電子名刺(プレーリーカード)の中に自社情報を盛り込み、開業と同時にサイト案内・情報提案・メニュー構築を整えて起業可能な体制を準備する。
 今後は、新規起業に加えて店舗縮小で一点集中型による売り上げ改善といった、業務見直しを図る企業に対して店舗リスクを低くした「サテライト車両店舗」を提案していく。また、不登校や体調不良など子どもが親の帰りを1人で待つことなく、子どもと同じ空間(助手席など)で仕事ができる手段として、片親や外国籍の人への提案も行う。さらに、保育園やこども園への事業拡大提案として、同社の車両を使って子どもを通わせる父兄が物品販売やサロンサービス、総菜やアレルギー食の販売が可能な場所とする、園側と父兄側双方に利益を生む事業の提案も予定している。
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