●エリアによって異なる入場時に必要なICカード残額
Suicaを発行しているJR東日本では、「チャージ残額が初乗り運賃相当額(IC運賃)に満たない場合は入場できない」となっている。一方ICOCAを発行しているJR西日本では、「残額が0円の場合は入場ができない」とある。つまり、1円でも残額があれば入場することが可能なのだ。
目的地の改札を出る前にチャージすれば出られるので、関東民からは「これはいいね。電車に乗り遅れることがなくなる」「急いでるときは絶対関西システムの方がありがたい」といった羨む声が見られた。
そんな関西民を驚かせたのは、TOICAを発行しているJR東海。なんと残額が0円でも入場できるのだ。ネット上では「ICOCA最高って思ってたけど、敗北感に打ちひしがれた」と関西民の悔しがる声が見うけられた。
その他、JR北海道は初乗り運賃以上、JR九州は10円以上、阪急電鉄では10円以上など、結構ばらつきがあることが判明した。
●ICカードではなく、鉄道会社ごとの違い
実はこの違い、使用するICカードの種類は関係なく鉄道会社ごとに異なるものだという。
関東民が関西を移動する際は、残高不足でも通れてラッキーで片付くかもしれない。しかし関西民からしたらとんでもない話だ。普段入場時の残額に気を付けていない分、改札で足止めを食らう確率はぐっとあがり、恥ずかしい思いをするだろう。
反対に関東民は改札から出るときに注意が必要だ。改札を通れたからといって余裕をかましていると、出るときに恥をかくことになる。どちらにしても、十分な残額があるように注意して遠出を満喫してほしい。(フリーライター・井原亘)
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■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
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