マクロミルは1月23日、同社の消費者パネルから得られる3500ブランドの市場・生活者データを活用しながら、商品開発のアイデア発想を支援するSaaS(Software as a Service)「Coreka(コレカ)」の提供を開始した。

「Coreka」が商品開発ステップにおいて担う役割
●3500ブランドの意識データや購買履歴データ、分析レポートなどにアクセスできる
 Corekaは、「生活者を立体的に捉える意識と行動データ」「アイデア探索に適したUI/UX」「活用まで支援する機能とサポート体制」の三つに焦点をあてたSaaS。
同社が2000年の創業以来、25年間にわたって培ってきたリサーチや分析ノウハウを結集した。
 マクロミルが独自に構築する消費者パネルから得られる、時系列での定量/定性データを搭載し、3500ブランドの意識データや購買履歴データ、分析レポートなどへのアクセスが可能だ。
 企業の商品開発研究開発担当者がスピーディーかつ簡単に必要なデータを集められる、マーケティング・リサーチ業界としては初のプラットフォームとなる。
 Corekaでは、マクロミルがこれまで市場横断的に収集した、3500ブランド・180カテゴリの市場・生活者データを通じて、新たに市場調査を行うことなく多面的に生活者を見渡して、生活者が価値を感じる要素を見つけられる。
 「ブランド」や「カテゴリ」といった軸に留まらず、「素材・原料」「ターゲット属性」「訴求点」といったキーワード軸で探索でき、新たな気づきやアイデア着想の起点となる情報の収集が可能になる。
Corekaにてアクセス可能な市場・生活者データのイメージ
キーワードをたどって​​​​​​新たなアイデアのヒントを見つけられる
Corekaマップのイメージ
利用者の属性分布が似ているブランドを発見できる
Corekaクラスターのイメージ
●メディアとのRSS連携で最新のマーケティング・ニュースも把握
 あわせてCorekaでは、時流やトレンドを反映したマクロミル独自の分析レポートを自由に閲覧できるほか、マーケティングメディアとのRSS連携によって最新のマーケティング・ニュースも把握可能なので、日常的な情報収集の場としても使える。
調査分析レポートのイメージ
 さらに、探索的な情報収集と検証に適したUI/UXを採用し、商品開発における仮説検証サイクルのスピードアップを支援する。
 また、AIによって消費者の生の声である自由記述回答を解析・要約して可視化するため、情報収集と分析の負荷を軽減できる。
AIによる自由記述回答の要約イメージ
 料金プランは、無料公開分析レポートと3500ブランドの一部分析データが見放題となる「無料版」と、3500ブランドによる購入金額の時系列データを含む、全分析データが見放題で、全分析レポートをダウンロードし放題の「有料版」を用意している。「有料版」の月額料金は、10アカウントあたり30万円から。
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