厚岸観光協会は3月6日に、北海道厚岸町内の「食」を中心としたガストロノミーツーリズムを推進して、同町ならではの魅力を体験できる旅行商品の販売を開始した。

●寒流の影響で海水温が上がりにくい
 北海道東部に位置する厚岸町は、美しい海岸線と豊かな自然に囲まれた地域で、四季折々の風景を楽しめるだけでなく、全国的にも評価の高い牡蠣の産地として知られている。

 厚岸湾は、寒流の影響で海水温が上がりにくいため、日本国内で唯一、一年を通じておいしい牡蠣を提供できる。低水温の環境でじっくりと育つため、栄養と旨味が凝縮された濃厚な味わいが特徴で、春夏秋冬いつ訪れても旬の味覚を楽しめる。
 ほかにも、2016年に設立した厚岸蒸溜所によるウイスキー造りや、新たに誕生したクラフトビールの醸造といった、「食」の魅力にあふれている。
 厚岸町では、牡蠣やウイスキー、クラフトビールといった地元の特産品を軸に、町内宿泊を推奨する旅行商品を展開する。町内宿泊を改善するとともに観光客に同町の魅力を存分に味わってもらうことを目指す。
 今回、販売が開始された旅行商品には、町内の「ホテル五味」を組み込む。厚岸ならではの食と宿泊をセットで楽しめるプランを展開する。
 「クラブツーリズム ひとり旅」(募集型企画旅行【団体型】)は、厚岸漁業協同組合地方卸売市場のガイド付き見学を含む初の旅行商品。同ツアー参加者には厚岸漁業協同組合直売店エーウロコ到着時に、ウェルカムオイスターを提供する。同ツアーは、9月から3回にわたって開催する。
 あわせて、2月14日に観光・地域振興に関する包括連携協定が調印されたことを契機として、厚岸町内宿泊を選べる飛行機付きパッケージツアーとして、「かんざし(エアトリ系列)」(募集型企画旅行【個人型】)の販売も予定している。
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