予防未病健康医師協会は3月24日に、さらなる予防医療の発展と地域社会への貢献を目指して、予防医科学推進協会との地域連携を開始することを発表した。今回の地域連携によって、医科、歯科、セラピストの「トライアングル連携」による包括的な予防・未病対策を推進していく。


●患者の疾病や痛みの予防に取り組む新しい医療の枠組み
 「トライアングル連携」は、医師による病気の診断・治療、歯科医師による口腔ケア、セラピストによる身体機能のサポートを一体化して、患者の疾病や痛みの予防に取り組む新たな医療の枠組みであり、地域における患者の慢性的な疾患リスクを低減して、健康寿命を延ばすことを目標として行われる。
 近年、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)患者の52%が歯周病菌を保有しているなど、全身の健康と口腔ケアの密接な関係が明らかになっているとともに、生活習慣病や運動器疾患の予防にはセラピストによる早期の身体的介入が重要とされていることから、これらの課題に対応すべく今回の地域連携に至ったという。
 地域連携の開始にともない、予防未病健康医師協会は各地の医師、歯科医師、セラピストとの連携を進め、患者の自覚症状に基づいて疾患リスクを可視化し、適切なケアを提供する地域ごとの予防未病シートの統一規格化、医科・歯科・セラピストによる症例共有や予防医療に関する知識の普及を目的とした研修・講演会の開催、地域密着型の包括的な医療体制を整備する地域連携モデルの構築と拡大といった取り組みの実施を予定している。
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