KDDIと沖縄セルラーは4月3日から、国内で初めて、高速・大容量な5G(Sub6/ミリ波)で通信していることを識別可能にする「5G+」のアンテナピクトを開始した。「5G+」のアンテナピクトは、一部の5G対応機種でSub6/ミリ波のどちらかで通信中に限り表示される。


●一部の端末の対応から開始
 すでにSub6基地局数は3.9万局に達しており、2024年度には、基地局の出力アップやアンテナ角度の最適化の実施によってSub6利用可能エリアが拡大し、通信速度も向上した。加えて、Sub6エリア全域での5G SAのサービスも開始している。
 そこで利用者が5G(Sub6/ミリ波)用に割り当てられた周波数帯で通信していることを正しく認識できるよう新たなピクト「5G+」を設定し、5G(Sub6/ミリ波)の利用状況が一目でわかるようにする。このアンテナピクトの表示は一部の端末(Xiaomi 14T)から開始し、今後発売する端末については「5G+」表示に順次対応していく。
 なお、この取り組みは、2024年6月21日に閣議決定された規制改革実施計画における5G普及に向けた規制・制度の見直しの一環。総務省が24年8月に公表した「WX推進戦略アクションプラン」で取り組むべき施策の一つとなる。
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