IoTコンサルティングは6月30日に、同社の運営するメディア「株式会社IoTコンサルティング コーポレートサイト スマホコラム」が530名の男女を対象に実施した、携帯会社とポイントサービスが密接に関わる現代の経済圏とユーザーの利用実態に関する調査の結果を発表した。同調査は、5月20日~21日の期間に行われている。


●au経済圏ユーザーの96.2%がau、UQモバイル、povoを利用
 調査対象者に、もっともよく利用している経済圏を尋ねたところ、「楽天経済圏(楽天ポイント/楽天カード/楽天市場など)」(275名/51.9%)がもっとも多く、「PayPay経済圏(PayPay/PayPayカード/Yahoo!ショッピングなど)」(79名/14.9%)、「ドコモ経済圏(dポイント/dカード/dポイントマーケットなど)」(61名/11.5%)がそれに続いた。
 特定のポイント・経済圏を選ぶ理由を尋ねた質問(複数回答)では、「ポイント獲得のしやすさ」「貯めたポイントの使いやすさ」「還元率の高さ」「利用できる店舗やサービスの多さ」が上位を占めている。
 複数の経済圏を使い分けているかを尋ねたところ、2~3つの経済圏を使い分けている人が最多となった。
 利用中の携帯電話会社を尋ねた質問では、「ドコモ」がもっとも多く、以下「楽天モバイル」「au」「UQモバイル」が続いている。
 au経済圏、ドコモ経済圏、PayPay経済圏、楽天経済圏ユーザーそれぞれの、利用している携帯電話会社をみると、楽天経済圏ユーザーの7割超が他社の携帯電話を使用している一方で、au経済圏のユーザーは96.2%、ドコモ経済圏のユーザーは82.0%、ソフトバンク経済圏のユーザーは55.7%が自社の携帯電話を利用していることが明らかになった。
 楽天経済圏のユーザーが利用している携帯電話会社は、ドコモ系列(ドコモ/ahamo)が21.1%、au系列(au/UQモバイル/povo)が26.5%、ソフトバンク系列(ソフトバンク/ワイモバイル/LINEMO)が12.4%、MVNO(格安SIM)が12.0%となっている。
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