これまでのホットプレートは、普段は棚の奥に片付けられており、使うときだけ取り出すイメージでした。しかし最近のホットプレートは、キッチンやダイニングに出しっぱなしにしていても気にならないデザインになっています。
●「置きっぱなし」が効率的な家電の使い方に
ホットプレートを常設するメリットの一つは、収納する手間が省けて使いたいときにすぐ使えるという点です。もう一つは、ホットプレートを使ってテーブルの上で調理することによって、家族が自然と調理に参加しやすくなるという点です。特に休日は、こういったメリットが生きてきます。
●インテリアになじむ「置きっぱなしOK」な人気モデル
このスタイルを実践する上で、出しっぱなしにできるホットプレートを用意する必要があります。そのとき気をつけたいのは、家族構成と使用頻度を考慮するということ。
1人暮らしや2人暮らしで毎日の食事作りを少しでも楽にしたいのであれば、コンパクトな製品がおすすめ。象印の「デイリーコンパクト EJ-DE30」は、幅35センチほどのコンパクトサイズながら、無水調理もできる高機能さが魅力。キッチンカウンターに常設しても邪魔にならず、朝の目玉焼きから夜の野菜炒めまで毎日使えます。価格は1万5000円程度と決して安くはありませんが、頻繁に使うなら元は取れるでしょう。
インテリアにこだわりがあり、見た目も重視したいという人には、ブルーノの「コンパクトホットプレート」をおすすめします。この製品は1~2人向けのサイズで、パステルカラーからモノトーンまで選べるカラーバリエーションが人気。
家族3~4人で休日にみんなでワイワイ使いたいなら、タイガーの「これ1台」シリーズが実用的。大きめのスクエア型プレートは取り分けやすく、焼肉からたこ焼きまで幅広く対応。シンプルなデザインで主張しすぎないため、ダイニングテーブルに常設しても違和感がありません。
常設ホットプレートを試してみたいという人は、アイリスオーヤマの「着脱式ホットプレート」がおすすめです。5000円台という手頃な価格ながら、温度調節機能やセラミックコーティングなど、基本機能は充実。「本当に置きっぱなしで使うかどうか分からない」という人でも、気軽に始められる価格設定が魅力です。
●家族みんなが自然と集まるホットプレート常設の魅力
ホットプレートを常設すると、料理を作る敷居がぐっと下がります。休日の朝は、のんびりと過ごしたいもの。朝早くから料理をするのは面倒ですが、ホットプレートを温めてパンと目玉焼き、ウインナーを乗せる程度であれば、さほど手間はかかりません。あとは食材が温まったら、家族がそれぞれ自分の皿に乗せて食べるだけ。
一度電源を入れたら、そのまま朝食から夕食まで使い続けることができるのもホットプレートならではの利点です。朝は目玉焼きやソーセージでスタートし、お昼になったらチーズフォンデュ、夕方にハンバーグと、全てホットプレートだけで調理できます。
この「だらだら調理」を成功させるコツは、テーブルの一角に「食材待機所」を作ること。洗って切った野菜や肉をお皿に盛って並べておけば、お腹が空いた人から順番に好きな食材をホットプレートにのせて調理できます。小さな子どもでも、キノコやウインナーをプレートに置く作業なら安全にお手伝いできるでしょう。こうして、家族全員が料理に参加できるようになります。
●朝から夜まで楽しめる「置きっぱなし」レシピ
ホットプレートを1日中使い続けるなら、温度管理がしやすく長時間加熱しても焦げにくい料理を選ぶのがポイントです。
朝の定番は、ベーコンやソーセージと一緒に野菜を焼くワンプレート朝食。ズッキーニ、パプリカ、しめじなどを大きめに切って、ゆっくり焼いていけば甘みが増しておいしくなります。食べ終わったスペースには、バナナやリンゴのスライスを並べて軽く焼けば、デザートまで楽しめます。
お昼時には、チーズフォンデュがおすすめ。プレートの片隅でバターとコンソメを溶かし、そこにとろけるチーズを加えます。
夕食は、野菜炒めから始めて最後は焼きそばで締める「変化球調理」も人気です。キャベツやもやしを敷き詰めて、その上で薄切り肉を焼きます。野菜から出る水分と肉の旨味が混ざり合い、特別な調味料がなくても満足感のある味になります。最後に麺を加えれば、ボリュームたっぷりの焼きそばに変身。一つの料理から別の料理へと自然に移行できるのも、ホットプレートならではの魅力です。
●効率的な片付け方法
常設ホットプレートのもう一つの利点は、片付けが楽になること。使用後のプレートは温度が下がるまで置いておき、冷めてから洗います。
最新のモデルは、プレートが着脱式で食洗機にも対応しています。また使用後のプレートにお湯と洗剤を入れておくことで、翌朝には簡単に汚れが落ちます。休日の家事負担を減らしたい家庭にとって、これは大きなメリットといえるでしょう。
このように、ホットプレートを食卓に常設することで、「準備の手間を省く」「家族全員が調理に参加しやすくなる」「休日は気軽に長時間食事を楽しめる」といったメリットが享受できるようになります。
2025年現在、象印、タイガー、ブルーノ、アイリスオーヤマなど、主要メーカーから、この新しい使い方に対応した製品が多く登場しています。デザイン性、機能性、洗浄のしやすさなど、自分の優先順位に合わせて選ぶことで、効率的な休日の過ごし方が実現できるでしょう。(マイカ・秋葉けんた)
■Profile
秋葉けんた
編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。
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そこで、ホットプレートを出しっぱなしにして使うことを提案します。
●「置きっぱなし」が効率的な家電の使い方に
ホットプレートを常設するメリットの一つは、収納する手間が省けて使いたいときにすぐ使えるという点です。もう一つは、ホットプレートを使ってテーブルの上で調理することによって、家族が自然と調理に参加しやすくなるという点です。特に休日は、こういったメリットが生きてきます。
●インテリアになじむ「置きっぱなしOK」な人気モデル
このスタイルを実践する上で、出しっぱなしにできるホットプレートを用意する必要があります。そのとき気をつけたいのは、家族構成と使用頻度を考慮するということ。
1人暮らしや2人暮らしで毎日の食事作りを少しでも楽にしたいのであれば、コンパクトな製品がおすすめ。象印の「デイリーコンパクト EJ-DE30」は、幅35センチほどのコンパクトサイズながら、無水調理もできる高機能さが魅力。キッチンカウンターに常設しても邪魔にならず、朝の目玉焼きから夜の野菜炒めまで毎日使えます。価格は1万5000円程度と決して安くはありませんが、頻繁に使うなら元は取れるでしょう。
インテリアにこだわりがあり、見た目も重視したいという人には、ブルーノの「コンパクトホットプレート」をおすすめします。この製品は1~2人向けのサイズで、パステルカラーからモノトーンまで選べるカラーバリエーションが人気。
リビングダイニングに出しっぱなしでも絵になるデザインです。価格は1万2000円程度で、デザイン重視の人には納得の価格帯です。
家族3~4人で休日にみんなでワイワイ使いたいなら、タイガーの「これ1台」シリーズが実用的。大きめのスクエア型プレートは取り分けやすく、焼肉からたこ焼きまで幅広く対応。シンプルなデザインで主張しすぎないため、ダイニングテーブルに常設しても違和感がありません。
常設ホットプレートを試してみたいという人は、アイリスオーヤマの「着脱式ホットプレート」がおすすめです。5000円台という手頃な価格ながら、温度調節機能やセラミックコーティングなど、基本機能は充実。「本当に置きっぱなしで使うかどうか分からない」という人でも、気軽に始められる価格設定が魅力です。
●家族みんなが自然と集まるホットプレート常設の魅力
ホットプレートを常設すると、料理を作る敷居がぐっと下がります。休日の朝は、のんびりと過ごしたいもの。朝早くから料理をするのは面倒ですが、ホットプレートを温めてパンと目玉焼き、ウインナーを乗せる程度であれば、さほど手間はかかりません。あとは食材が温まったら、家族がそれぞれ自分の皿に乗せて食べるだけ。
一度電源を入れたら、そのまま朝食から夕食まで使い続けることができるのもホットプレートならではの利点です。朝は目玉焼きやソーセージでスタートし、お昼になったらチーズフォンデュ、夕方にハンバーグと、全てホットプレートだけで調理できます。
この「だらだら調理」を成功させるコツは、テーブルの一角に「食材待機所」を作ること。洗って切った野菜や肉をお皿に盛って並べておけば、お腹が空いた人から順番に好きな食材をホットプレートにのせて調理できます。小さな子どもでも、キノコやウインナーをプレートに置く作業なら安全にお手伝いできるでしょう。こうして、家族全員が料理に参加できるようになります。
●朝から夜まで楽しめる「置きっぱなし」レシピ
ホットプレートを1日中使い続けるなら、温度管理がしやすく長時間加熱しても焦げにくい料理を選ぶのがポイントです。
朝の定番は、ベーコンやソーセージと一緒に野菜を焼くワンプレート朝食。ズッキーニ、パプリカ、しめじなどを大きめに切って、ゆっくり焼いていけば甘みが増しておいしくなります。食べ終わったスペースには、バナナやリンゴのスライスを並べて軽く焼けば、デザートまで楽しめます。
お昼時には、チーズフォンデュがおすすめ。プレートの片隅でバターとコンソメを溶かし、そこにとろけるチーズを加えます。
野菜やパンを用意すれば、みんなでわいわい食べられる楽しいランチの完成。栄養バランスも良く、だらだら食べるには最適な料理です。
夕食は、野菜炒めから始めて最後は焼きそばで締める「変化球調理」も人気です。キャベツやもやしを敷き詰めて、その上で薄切り肉を焼きます。野菜から出る水分と肉の旨味が混ざり合い、特別な調味料がなくても満足感のある味になります。最後に麺を加えれば、ボリュームたっぷりの焼きそばに変身。一つの料理から別の料理へと自然に移行できるのも、ホットプレートならではの魅力です。
●効率的な片付け方法
常設ホットプレートのもう一つの利点は、片付けが楽になること。使用後のプレートは温度が下がるまで置いておき、冷めてから洗います。
最新のモデルは、プレートが着脱式で食洗機にも対応しています。また使用後のプレートにお湯と洗剤を入れておくことで、翌朝には簡単に汚れが落ちます。休日の家事負担を減らしたい家庭にとって、これは大きなメリットといえるでしょう。
このように、ホットプレートを食卓に常設することで、「準備の手間を省く」「家族全員が調理に参加しやすくなる」「休日は気軽に長時間食事を楽しめる」といったメリットが享受できるようになります。
2025年現在、象印、タイガー、ブルーノ、アイリスオーヤマなど、主要メーカーから、この新しい使い方に対応した製品が多く登場しています。デザイン性、機能性、洗浄のしやすさなど、自分の優先順位に合わせて選ぶことで、効率的な休日の過ごし方が実現できるでしょう。(マイカ・秋葉けんた)
■Profile
秋葉けんた
編集プロダクションのマイカに所属するITライター。雑誌、書籍、新聞、Web記事など、多岐にわたるメディアで執筆活動を行っている。特に家電やガジェット、IT関連の記事に豊富な実績があり、生成AIに関する書籍も多数手がけている。
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