猛暑のランチで並びたくない！スマホで「料理の注文・決済・席の確保」を来店前に済ませておけるサービス

飲食店向けDXを展開するQder Japanは、初期費用・月額・利用料すべてフリーで使える飲食店支援AIサービス「Qder（キューダー）」を8月から本格リリースする。●アプリのダウンロード不要でスマホから直接アクセス 「Qder」は、たとえ一人分・一品だけでも、来店前に注文から会計、席の確保まで完了できる「来店前完結型」の仕組みで、外食時のタイパ（タイムパフォーマンス）向上を図るサービス。猛暑で外食時の行列や待ち時間が負担となるなか、利用者は並ばずにすぐ食事を始められ、飲食店側は人手不足のなかでも効率的な運営が可能となる。利用者と飲食店の双方にとって、時間効率に優れた外食スタイルの実現が期待されている。 近年、記録的猛暑が続くなか、外食をめぐる時間の使い方が見直され始めている。「暑い中で並びたくない」「料理が出てくるまで待ちたくない」「食後にレジで並ぶのも時間のムダ」といった声とともに、タイパ志向が日常の外食にも広がりつつある。 夏場は、体力や集中力が奪われやすく、外食時の並ぶ・選ぶ・待つ・支払うといった一連の時間が、無駄で面倒と意識されがち。一方で、飲食店側も深刻な人手不足が続き、ピークタイムには注文や会計に時間を取られ、本来注力すべき料理提供や接客に支障をきたす場面も増えている。こうしたなか、飲食店を利用する側のタイパと飲食店舗運営のタイパの両方を高める仕組みが求められている。 そこで、Qder Japanでは、利用者側の不満に加え、飲食業界が直面するピーク時の混雑、人手不足、ドタキャンなどの課題にも対応する一手として、飲食店支援AIサービス「Qder」を開発。テスト導入期間を経て、8月から本格リリースする。このシステムは、料理の注文・決済・席の確保を来店前に済ませておける「来店前完結型」の飲食店支援ウェブサービス。スマホから注文・決済ができ、AI機能で席も自動で予約される。利用する際は、アプリのダウンロードや外部グルメサイトを経由せず、スマホから直接アクセスできる。 また、一般的な予約サービスが複数人やコース料理に限っているのに対し、このサービスでは一人分・単品利用にも対応。到着後すぐに食事を始められ、会計の必要もなくスムーズに退店できる。さらに、予約をせず来店した場合でも、スマホで順番取りと呼び出し通知ができる「順番待ち機能」も搭載。炎天下での行列に並ばずにすみ、来店前の時間を有効に使える。Qderを試したユーザーからは「暑いなかでも並ばずに入店でき、すぐに食事を始められた。限られたランチタイムを無駄なく使えて便利」と、時間効率の良さに満足する声が聞かれた。 飲食店側にとっても、注文内容が事前にわかることで、ピーク時でも厨房の仕込みや提供準備を段取りよく進めることができる。現場の負担も軽減し、結果として、より効率的な運営につながる。同サービスには24の基本機能に加えて、AIがピーク時間を予測したり、おすすめメニューを提案したりするなど、店の運営を支援する機能が組み込まれている。限られた人手や時間のなかでも対応しやすい設計で、小規模な店舗からフランチャイズ展開まで幅広く活用できる。 テスト導入した飲食店の店長からは「注文のやりとりとレジ対応の時間が激減したことで、調理と提供に集中でき、ピークタイムでも少人数でお店を回せた。顧客を待たせる時間も減り、回転率が上がった」と、現場の変化を実感する声が挙がっている。 こうした声を受け、Qder Japan 代表の武田純一氏は「飲食店の人手不足、ピーク時の混雑、ドタキャンといった課題に加え、利用客は時間を重視する新たなニーズも生まれている。Qderが、飲食店と利用客の双方にとって、時間のムダを減らす仕組みとして、その一助になればと願っている」と述べている。【注目の記事】工事不要ですぐ涼しい！残暑を乗り切る「スポットクーラー」3選夏のビーチを楽しもう！ 海水浴に役立つ便利なデジタルグッズ＆アイテムAnker、カフェ事業に参入！東京・汐留に店内全席で急速充電できる直営店オープン