リンナイは6月29日に、全国47都道府県に在住する20~60代の男女を対象に実施した、夏バテに関する意識調査の結果を発表した。同調査は5月26~28日の期間に行われ、2350名から回答を得ている。


●沖縄が最も少ない
 調査対象者に、夏バテ経験の有無を尋ねたところ、「夏バテ経験あり」という回答が8割近くを占めた。地域別でみると、「群馬」「宮崎」(どちらも90%)がもっとも多く、「沖縄」(64%)は47位となっている。
 「夏バテ経験あり」と答えた人に、1日の中でいつから夏バテを感じ始めることが多いかを尋ねた質問では、4割の人が夏本番前の「7月前半」までに夏バテを感じていた。
 同じく「夏バテ経験あり」と答えた人に、おもな症状を尋ねたところ(複数回答)、男女ともに「だるさ・全身倦怠感」が最多となっている。「頭痛」や「めまい」など訴える人は男性よりも女性の方が多かった。
 同じく「夏バテ経験あり」と答えた人に、夏バテを感じた際にどのように対処したかを尋ねた質問(複数回答)では、「冷たい食べ物や飲み物を摂った」(63%)がもっとも多く、以下「エアコンや扇風機を利用して室温を下げた」(53%)、「冷たいタオルや氷で身体を冷やした」(34%)が続いている。
 すべての調査対象者に、どのような暑さ対策を行っているかを尋ねたところ(複数回答)、「エアコンの冷房を使う」(76%)が最多となり、「扇風機を使う」(61%)、「冷たい食べ物や飲み物を摂る」(51%)がそれに続いた。
 自宅で冷房を利用する人に、エアコンを使い始める外気温を尋ねた質問では、「真夏日(30~34℃)」が6割を占めている。地域別でみると、夏日(25~29℃)での冷房使用開始は北海道、真夏日での冷房使用開始は栃木県、猛暑日(35℃以上)での冷房使用開始は岐阜県がもっとも多かった。
 冷房の設定温度を尋ねたところ、「28℃」(24%)が最多となり、「27℃」(19%)が続いている。は23℃以下を設定する地域は寒冷地が多い中、長崎県(22%)が上位にランクインした。
 1日のうち、エアコンが効いた場所で過ごす時間としては、「8~10時間」(15%)がもっとも多く、地域別では「20時間以上」で東京都(28%)が、「2時間未満」で北海道(22%)が1位となっている。

 電気代の高騰が予想される中で、自宅におけるエアコン使用頻度の見込みを尋ねた質問では、「変わらない」(67%)が最多となった。「減らすと思う」という回答のうち、「無理のない範囲での節電」が呼びかけられた東京エリアでは神奈川県と山梨県(どちらも24%)が全体よりも高い水準に達している。
 日中の暑さ対策に、どのようなグッズを携帯しているかを尋ねたところ(複数回答)、女性では「日傘」(44%)がもっとも多く、地域別では東京都(68%)、神奈川県・三重県・宮崎県・沖縄県(いずれも64%)が目立った。男性では「扇子・うちわ」(19%)が最多となり、地域別では「日傘」も埼玉県(20%)や神奈川県・高知県(16%)で多くみられる。
 1週間のうち、どれくらい運動をしているかを尋ねた質問では、「まったくしない」が5割近くに達した。
 普段、入浴時に湯船に浸かっているかを尋ねたところ、「シャワーで済ませる」という回答が3割に達している。
【注目の記事】
三菱電機、連続運転時の不在時の消費電力量削減率を引き上げるルームエアコン「霧ヶ峰」
「東京ゼロエミポイント」拡充 高齢者が省エネエアコンを購入すると8万円割引
エアコンの室外機、節電対策している?「していない」が64%、「重要だと知らなかった」が45%
「夜間の熱中症」に警戒!睡眠時間で「6時間未満」が50%、睡眠の「不満」は63%
冬の生活習慣として避けた方が体によい10の習慣を紹介 リンナイ調査から
編集部おすすめ