クエステトラは9月5日に、同社の提供するクラウド型業務プロセス管理システム(SaaS BPMS)「Questetra BPM Suite」の、東邦ガスネットワークへの導入事例インタビューを公開した。

●ノーコード設計でIT部門に頼らず現場で自在に調整できる
 東邦ガスネットワークは、「導管部 他工事センター協議設計課」において2024年に「Questetra BPM Suite」を導入し、月間500件を超える申請業務を完全にデジタル化することで、工数削減と印刷・郵送コストゼロを実現している。
今回、公開されたインタビューでは、導入の経緯から具体的な効果まで、協議設計課の担当者に話を聞いた。
 東邦ガスネットワークの「導管部 他工事センター協議設計課」では、外部設計会社からの「ガス管の出図依頼」や「埋設物調査」といった申請を日々受け付けている。
 従来は、紙やメールによるやり取りが中心だったことから、申請者は印刷・郵送を行うとともに、社内では内容の確認・展開・回答を紙で行う必要があり、月間500件を超える処理に膨大な工数がかかってしまい、郵送によるコストと時間的ロスも発生した。さらに、案件の進捗が見えにくく対応スピードにも課題を抱えている。
 「導管部 他工事センター協議設計課」への「Questetra BPM Suite」の導入は、業務フロー見直しの一環として行われ、現場がノーコードで業務を設計できる柔軟性、申請者が迷わず入力可能なウェブフォーム、クラウドならではの利便性に加えて、別部門で10年以上利用されている実績が安心感を後押しし、今回の導入に至った。とりわけ魅力的だったのはノーコード設計で、IT部門に頼らず現場で自在に調整できるので、迅速な改善が可能だと感じたという。
 「Questetra BPM Suite」の導入によって、月間500件を超える申請業務が完全にデジタル化され、印刷や郵送に関わる作業とコストはゼロとなり、数十時間規模の業務削減を実現した。ウェブフォームのわかりやすさによって、申請者からの問い合わせもほとんどなくなり、来社不要で申請から回答までを完結させられるようになっている。
 さらに、各案件の進捗状況をリアルタイムで把握することが可能になり、業務全体を見渡しつつ漏れなく対応できる体制も実現した。
 「Questetra BPM Suite」は、ワークフローシステム(ワークフローアプリ)の開発および運用を、ウェブブラウザだけで完結させられるクラウド型業務プロセス管理システム(SaaS BPMS)。プログラミングの知識は必要なく、業務部門が主体となった継続的な業務プロセスの改善を可能にする。
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