JAPANNEXTは9月17日、同社初のプレスイベントを都内で開催した。事業戦略と今後発売を予定するモニター新製品を発表した。
新製品は、IPSパネルを二つ搭載したWUXGA(1920×1200)解像度のデュアルモバイルモニター「JN-DMD-IPS14WX」と、近日発売予定で同社としては初のQi2対応充電器「JN-CG155Q3N1」。また、現在、6Kモニターを開発中で2026年に発売予定であることを発表した。

●地元のいすみ市に貢献、eスポーツチームとの契約は22チームに
 JAPANNEXTはベッカーサムエルCEOが16年に立ち上げ、24年実績で166のモニター製品を発表した。BCNランキングでも25年8月の液晶ディスプレーメーカー別シェアで5位を獲得している。
 千葉県いすみ市に本社を構え、いすみ市のふるさと納税のおすすめ返礼品として同社のモニターを提供したり、24年4月にはいすみ鉄道より上総中川駅のネーミングライツを取得し「JAPANNEXT 上総中川駅」に変更したりと、地元を活性化する活動も積極的に行っている。
 
 他にも、JAPANNEXTが協賛しているeスポーツチームの中に、新たに「DetonatioN Focus Me」とのスポンサー契約を発表。eスポーツチームにはこれで22チームとスポンサー契約を結んだことになり、eスポーツ業界への貢献もアピールしている。
●Apple Watchも充電できる「Qi2対応充電器」
 今後JAPANNEXTとして「全ての人がジャストフィットなデスク環境を手に入れられる世界を目指す」という目標を掲げる。デスク環境の充実を目指し、モニターやモニターアーム以外の製品ジャンルにもこだわらない製品を手掛けていくことを示唆した。その第一弾として、同社初のQi2対応充電器「JN-CG155Q3N1」の発売を控えていると発表。Qi2対応のため、Apple Watchの充電も可能だ。
 
 次に発表したのはデュアルモニターシリーズ「JN-DMDシリーズ」から、14インチWUXGA(1920×1200)タイプの「JN-DMD-IPS14WX」。
USBケーブル1本で2画面の投影が可能で、外出先での生産性向上やプレゼン時に最適な仕様となっている。
 
 
 最後に、26年に発売を予定している6K(6016×3384)対応の31.5インチモニターを発表。正式な仕様は今後の発表となるが、昇降機能付き、90W給電に対応している旨が公表された。
 6Kモニターは現在アップルが19年末に発売した「Pro Display XDR」のみ。モニターメーカーは多々あれど、19年以降に6Kの分野に参入するのはJAPANNEXTただ1社のみだ。同社の目標である「ジャストフィットなデスク環境を手に入れられる世界」の実現に向け、今後も多彩な用途に応じた製品リリースが期待できると感じたプレスイベントとなった。(BCN・栃木 亮範)
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