FIND X9のカメラは、様々な特徴を備える。広角、超広角、望遠の3カメラ構成で、いずれも約5000万画素の高画素数センサー。ハッセルと共同開発した画像処理で見たままにごく近い色を忠実に再現する。利用頻度が高い広角カメラには、Sony製センサー「LYT-808」を採用。
そのほかに「マルチスペクトルカメラ」という、忠実に色味を再現するための専用ユニットも別途搭載している。画像を48ゾーンに分割して色温度を検知。様々な光源が入り混じる難しい環境でも、自然な色あいで写真が撮れる。特に夜の室内撮影では威力を発揮する。バッテリーは7025mAhと大容量。1日中撮り歩いても余裕だ。バッテリー切れの心配は全くなかった。
OPPOのスマホに特徴的な撮影モードに、パノラマ写真の「XPan」モードがある。FIND X5に初搭載されて以来、Xシリーズに搭載され続けている。かつてあったハッセルの35mmフィルム用のパノラマカメラ「XPan」。24x36mmの35mmフルサイズの写真と、24x65mmのパノラマ写真を撮ることができた。超広角レンズで撮影し、画像の上下をちょん切って横長風にする「なんちゃってパノラマ」ではない。35mmフィルムの横幅を広げたフレームで撮影できる「ガチなパノラマ写真」が撮れるカメラだ。このXPanモードで撮ると、一風変わった写真が撮れる。マカオは香港と同じように坂の街だ。下りの通りを見通すと、向うのほうで今度は上りに転じていたりするから面白い。
1999年に中国に返還されるまで、400年以上にわたってポルトガル領だったマカオ。極東のエルサレムと称されるように、キリスト教をアジアに広める一大拠点として機能してきた。その名残から、マカオにはあちこちに教会がある。聖ポール天主堂が壁だけになって、ヨーロッパでよく見かける巨大な大聖堂はなくなってしまった。しかし、こじんまりとした教会が今でもあちこちに残っている。この影響は家屋にも及んでいる。ステンドグラスを施した美しい内装の邸宅跡がいくつも見学できるようになっていた。そして名物は、今も昔もエッグタルトだ。とある有名店で食べてみたところ、さすが本場の味。発祥のリスボンではシナモンパウダーをかけて食べるのが定番。マカオではそのまま食べる人が多いようだ。
ほぼ10年ぶりに訪れたマカオは、相変わらずにぎやかだった。ラスベガスと並んでカジノで有名だが、最近では、カジノプラスアルファの魅力を訴求すべく、いろいろと工夫しているようだ。それにしても、写真を撮っている人のほとんどがスマホ。時折、首から大きなカメラをぶら下げている人も見かけたが、1割にも満たない数だった。世界屈指の観光地マカオでも、10年前と比べカメラユーザーは激減した印象だ。今回のフォトウォーク、実はミラーレスカメラでも撮影するかどうかで迷った。しかし、思い切ってスマホのみで撮り切ることにした。感想としては、これほどまでに身軽なのかと、改めて驚いた。普段は大きなカメラバッグに、カメラとレンズ数本を入れて歩き回る街撮り。荷物の重さは半端ない。
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