ビックカメラは2月25日、新オリジナルブランド「ビックアイデア」を始動する発表会を開催した。従前のオリジナルブランドであるORIGINAL BASICとORIGINAL SELECT、HashTAGを統合した上で、社内資格「ビックカメラマイスター」を有する約300人(全販売員の約7%)が商品の企画から開発まで参加する。
また、SNSでも「#つくってほしい」で一般顧客からのアイデアを募る「欲の窓口」を設置。ビックアイデアのラインアップを増やしていく。

●ビックカメラの「精鋭中の精鋭」が企画する商品
 ビックカメラの秋保徹代表取締役社長は従来のPBとの違いについて、あくまでも販売員が主体となって商品企画に携わることを力説する。
 「これまで家電量販業界では、ナショナルブランドの商品に少し機能を追加したり、省いたりした商品をPBとしてきたが、これではお客様に価値を提供できない。マイスターを中心とする精鋭中の精鋭である販売員のアイデアを商品に反映していく。確かに規模や商品点数などが増えず、難易度も高いが、これまでPBの一部でマイスターが企画から開発まで携わり、いい商品をつくれるようになってきた。今後はこのサイクルを高速で回していき、品揃えの幅を広げていく」。
 ビックアイデアの目標売上高は、2030年に1000億円。ビックカメラグループの売上高の約1割を占める。
 ビックアイデアは、春夏と秋冬のシーズンごとに新商品を投入。家電の買い替えサイクルは長いため、来店頻度を高める小物家電や最寄り品、非家電アイテムを扱っていく。また、女性層や課題である若年層の獲得にもつなげていきたいとする。

 先行販売として、3月14日にグランドオープンする「ビックカメラ池袋西口 IT Tower店」の4階に、売場面積約40平方メートルほどの「ビックアイデアブース」を設け、約15~20種類を展開する。4月1日からは、全国のビックカメラやコジマ、ECの「ビックカメラ・ドットコム」でも販売を開始する。
 有末航太朗商品本部 商品開発室 室長は「ビックアイデアのファンを増やすことが、われわれのファン層の拡大につながる」と語る。長期的には、家電と非家電の比率は半々を目指す。
●第一弾は「ドライヤー」と「タオル」をリリース
 ビックアイデアのラインアップの例として、BLDC搭載ドライヤー「Karen Bloom Flow Dryer」と「ためのタオル」シリーズを発表。詳細は3月上旬にリリースされるが、会見でいち早く商品を披露した。
 ドライヤーは、収納場所に困っているという顧客の声を反映し、ぶら下げてもインテリアの邪魔をしないデザインを採用。カラーは薄いラベンダー色で、軽量だがハイパワーな風量を実現する。価格は9980円。
 「ためのタオル」は、生乾き臭のしないタオルがほしいという声を反映した「洗濯物を干す人のためのタオル」(480円/1280円)と、熱による縮みや型崩れを抑える設計の「乾燥機を使う人のためのタオル」(480円/1280円)、ヘアドライによる髪のダメージを最小化する「髪をいたわる人のためのタオル」(1180円)を発売する。
 例えば「乾燥機を使う人のためのタオル」では、乾燥機を推奨しないタオルが多いということを知らない人が多いという点に着目。洗濯乾燥機で乾燥しても縮まないように、縦方向と横方向で縁の太さを変える工夫を施している。

 タオルは非家電アイテムだが、サニタリールームで家電を使うときに登場するアイテムとして相性がいい。タオルのトップメーカーである伊澤タオルと共同開発するなど、ビックアイデアの開発では社外パートナーとも共創していく。
●堀内健さんと朝日奈央さんが新商品企画会議に参加!
 イベントの後半では、お笑いトリオ・ネプチューンの堀内健さんとタレントの朝日奈央さんが登壇。朝日さんは、ビックカメラで掃除機やゲーム機、ドライヤーなどを、堀内さんはお気に入りの有楽町店で風呂や部屋で視聴できるポータブルテレビを購入したという。箱根の温泉の露天風呂にあったのを見てほしくなり、有楽町店の閉店間際に駆け込んで購入したというエピソードを披露した。
 途中からは有末室長も加わり、新商品企画会議を開催。ビックアイデアのヒントとして、朝日さんは洗濯ばさみが絡まらずスムーズに開閉できる「角ハンガー」を提案。日常の家事でイラっとすることを解決する視点からの提案だった。
 堀内さんは「逆電子レンジ」として、温めだけでなく、粗熱などをすぐに取り除けるよう、瞬時に冷却し、すぐに冷蔵庫へ入れられるアイデアを出した。有末室長は「逆電子レンジ」というキャッチーなネーミングを含めて高く評価した。
 アイデア出しで堀内さんはエンジンがかかったのか、「名倉潤びんぼうゆすり発電機」という突飛な商品も提案。近くで工事をしているのかと間違えるほどの揺れを感じるという名倉さんの貧乏ゆすり。
これをエネルギーに変換する発電機はできないものかと、笑いを誘いながら提案していた。
 ビックアイデアは今後も続々とリリースする。わかっているだけでも、ストレートもカールも1本でアレンジできるヘアアイロン「BI from 2way HAIR IRON」(3980円)、ハンディファンはカラビナ付き(1380円)や折りたたみ式ミラーファン(2480円)、日傘に取り付けられるクリップファン(2480円)、冷却プレート付きでコンパクトなダブルファン(3980円)、ミニジェットファン(3480円)、極冷プレート付きハンディファン(3980円)などを発表する。
 大型の家電では、インバーター付きスポットクーラー(6万9800円)やPC周辺機器ではPCスタンド(据え置き用・2980円/持ち運び用・1480円)、小さいけど爆速充電のPDアダプター(2380円)、絡まりにくいヤワラケーブル(1180円~)などもラインアップする。(BCN・細田 立圭志)
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