ソフトバンクグループを率いる孫正義の資産は10月29日時点で約8兆4100億円まで膨らみ、「日本一の富豪」となった。そんな孫にとって、運命の一冊となったのが『ユダヤの商法』だ。
(「ユダヤの商法」シリーズ#2 / #1 #3 #4 #5 #6 を読む)
■78:22の宇宙法則
ユダヤ商法には法則がある。そして、その法則を支えているものは、宇宙の大法則なのである。人間がどうあがいても曲げることができない宇宙の大法則。ユダヤ商法が、その大法則に支えられている限り、彼らは決して〝損〟をしないのである。
ユダヤ商法の基礎になっている法則に『78対22の法則』がある。厳密にいうと78にも22にも、プラスマイナス一の誤差があるから、78対22は、時には79対21になるし、78・5対21・5になる時もある。
例えば、正方形とその正方形に内接する円の関係を考えてみよう。正方形の面積を100とすると、その正方形に内接する円の面積は78・5になる。
また、空気中の成分が、窒素78に対して酸素等が22の割合になっていることは、よく知られている。人間の体も、水分が78、その他の物質が22の割合でできている。
この『78対22の法則』は、人間の力ではいかんともしがたい大自然の宇宙の法則である。例えば、人間が人為的に、窒素60、酸素40の空間を作り出したところで、とうてい人間はそのような空間では生活できないし、人体の水分が60になれば、人間は死んでしまう。だから『78対22の法則』は決して『75対25』や『60対40』にはならない。不変真理の法則なのだ。
■儲けの法則も、78対22
この法則の上に、ユダヤ商法は成り立っている。
例えば、世の中には『金を貸したい人』が多いか、『金を借りたい人』が多いか、といえば、『貸したい人』の方が断然多い。一般には『借りたい人』の方が多いと思われているようであるが、事実は逆なのである。銀行というところは、多くの人から借りて、一部の人に貸している。
私もかつて『78対22の法則』を活用して、何度か儲けさせてもらったことがある。
毎年、税務署が年収1000万以上の人の氏名を公表する(現在は公表していない)が、私はこのクラスの人々が、会社のお得意さんだと考えている。このクラスの人を相手に商売をすれば、はっきりいってかなり儲けさせてもらえる。
一般大衆にくらべて、金持ちは数こそ少ないが、その名の通り、金持ちが持っている金の方が圧倒的に多い。つまり、一般大衆が持っている金を22とすれば、わずか20万人足らずの金持ちが持っている金は78になる。つまり78を相手に商売をした方が儲かるのである。
〈『ユダヤの商法』より構成〉
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