ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内において、水戸黄門の印籠のごとく、最高&最強の効力を発揮するのは「ロイヤル・スタジオ・パス」であることは以前(Part.11)に紹介しました。ところがそれを超える“かもしれない”待遇が受けられるサービス、特典が存在することはあまり知られていません。

その名は「スポンサーラウンジ」。いったいどういうものなのか、誰でも利用ができるのか、どうすれば利用ができるのか? 『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)令和完全攻略法』の著者である、てらこ氏にそっと伝授していただこう。



■意外に知られていない、スポンサーラウンジ 

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 USJの各アトラクションには、スポンサーになっている会社が必ず存在します。正式には「コーポレート・マーケティング・パートナーズ」と呼ばれており、お互いのブランド力を高めるために協力し合う、といった制度です。
 これによってスポンサーはマップやパーク内に、企業名やロゴマークを掲出することができ、会社のイメージアップに貢献できるというわけです。
 そして施設内には、関係者を招待するための特別な「ラウンジ」を設けている企業も複数存在します。利用条件さえ整えば、一般のゲストもこれを利用することができます。
 スポンサーラウンジが存在するアトラクションは①JCBのザ・フライング・ダイナソー、②JALのミニオン・ハチャメチャ・ライド、③JTBのバックドラフト、④大和ハウスのハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、⑤NECのターミネーター2:3−D、⑥三井住友カードのジョーズ、⑦エディオンのセサミストリート 4−D ムービーマジック、⑧ニッセイ(日本生命)のスヌーピーのグレートレースと、2020年現在、全部で8つあります。



ジュラシック・パーク→①JCBラウンジ
ミニオン・エリア→②JALラウンジ
サンフランシスコ・エリア→③エースJTBラウンジ
ハリウッド・エリア→④大和ハウスラウンジ
ニューヨーク・エリア→⑤NECラウンジ
アミティ・ビレッジ→⑥三井住友カードラウンジ
ユニバーサル・ワンダーランド→⑦エディオンラウンジ、⑧日本生命ラウンジ



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 現在のところ、ウォーター・ワールドとウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターに、スポンサーラウンジはありません。
 2019年7月にソフトバンクが国内初のハリー・ポッター・魔法同盟のスポンサーになったことから、将来は期待できるかもしれません。
 以前はNTTドコモのスペース・ファンタジー・ザ・ライドにも、スポンサーラウンジがありましたが、2019年3月いっぱいで閉鎖。ドコモを長く使うユーザーなら、誰でも参加できる権利があったので、非常に残念でした。



■Eパスを超える威力と優越感にビックリ!

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スポンサーラウンジのメリット①  「優先搭乗」

 一番の特典は、スポンサーのアトラクションに優先搭乗ができること。
 通常、待ち時間を短縮するには「エクスプレスパス(Eパス)」の購入が別途比須になりますが、それが不要。7つに優先搭乗できる「エクスプレス・パス7」の場合、スタジオ・パスとは別に10,800~24,800円(税込)かかるので、かなりの節約になります。



スポンサーラウンジのメリット②  「ラウンジで休憩」

 ラウンジ内は冷暖房完備、ゆったりしたソファに腰かけて、ソフトドリンクを飲むことができます。スポンサーによっては、無料のドリンクバーがあり、飲み放題もOK。アトラクション待ちで疲れた身体を休ませることができ、混み合ったパーク内を逃れての貴重な休憩スペースになります。



 その他にも、お菓子の提供や携帯電話の充電、記念品やノベルティがもらえるスポンサー独自のサービスが受けられるラウンジもあります。



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(Part.21へ続く)次回はさらに詳しくスポンサーラウンジに潜入!
 

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