自然や焚き火、それに外での食事を楽しみ、静寂の中で眠る。
そんなキャンプの魅力は大人になるほど増してくる。


そして、もっと贅沢に時間を味わいたいなら、
大勢よりも、ひとりやふたりのキャンプがいいかもしれない。
流行りのソロキャンプで自分と向き合うもよし。
大切な人とふたりでゆっくり過ごすもよし。
はじめても久しぶりも、もちろんベテランも。
今年もキャンプに最適な季節がやってきた。



■絶好の時代が到来<キャンプのススメ>

「早く家に帰りたい!」



 最低限の設備、虫を我慢しながら過ごした長い夜……。それが、約30年ほど前に経験した私の初キャンプでした。



 しかし、現代のキャンプ環境は劇的に進化しています。キャンプ場は清潔で、レンタル品も充実。手ぶらでも楽しめたり、別荘のようなコテージに泊まれるキャンプ場も存在します。



 間違いなく今は、キャンプをはじめるには絶好の時期だと言えるでしょう。私の仕事はキャンプの楽しさを伝えること。

今回は主に初心者の方に向けて、いくつかお話したいと思います。



 まずは心構えについてです。初心者の方ほど「うまくやろう」と気負いがちだと感じます。しかし、誰でも最初は失敗するものです。ましてや、自然が相手のキャンプでは、雨も降れば風も吹きます。



 だからこそ、キャンプでは、その不便さを楽しんでほしいと思います。それに、予定通りにいかないことこそ、まさにキャンプの醍醐味なのです。



 そして、もう一つ。キャンプをはじめるのに年齢は関係ありません。私は子供の手が離れた夫婦のキャンパーをたくさん取材してきました。



 みなさん、何か特別なことをするわけでもなく、のんびりとコーヒーを飲んだり、読書をしたり……。自然の中でゆっくりと流れる時間に身を任せながら、贅沢な時間を過ごしていました。



 キャンプは年齢を重ねても始められるばかりか、心を豊かにしてくれる趣味の一つなのです。



Q①:キャンプをしたことがありますか?

Q②:キャンプでしてみたいことは何ですか?

Q③:最も好きなキャンプスタイルは?


■対象:40歳以上55歳以下の男女100人
■方法:インターネット 
※調査:リサーチプラス 複数回答



■キャンプに対するハードルを下げる【初キャンプのその前に】

 楽しいキャンプでも、はじめての時は色々と身構えてしまうもの。だからこそ、まずは気軽にアウドドアの魅力を経験することが大切です。



「難しい」ではなく「楽しい」と感じられるよう、ハードルを下げてみるのがおすすめです。



 また、最初ほど準備で費用がかかると思いがちですが、まだ「何が必要かわかっていない」状況でいろいろ購入しても無駄が出ます。



 まずは最低限のモノに留め、あまり高価なギアに手を出さず、出費を抑えましょう。レンタルも有力な選択肢です。



「キャンプといえばテント」と考えがちですが、初心者は無理せずコテージ(やバンガローなど)泊も、視野に入れると良いでしょう。



[テント]



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[コテージ]



【キャンプ入門】ひとりで。ふたりで。自然の中で《時間(とき)を味わうキャンプ》前編
ロッジ>バンガロー」と分けられますが、具体的な設備は様々なため、しっかり確認しましょう。" />



■キャンプの4つのはじめかた

①デイキャンプでお試し



【キャンプ入門】ひとりで。ふたりで。自然の中で《時間(とき)を味わうキャンプ》前編



 いきなり野外でひと晩を過ごすのが不安であれば、まずはデイキャンプから始めてみましょう。本番の泊まりキャンプに備えて、揃えた道具の使い方を試し、野外料理の楽しさとおいしさを体験。お弁当持参のピクニックや河原でするバーベキューなどの延長として気軽に実践できるので、初体験にはおすすめの方法です。



②仲間を見つけてお呼ばれ



【キャンプ入門】ひとりで。ふたりで。自然の中で《時間(とき)を味わうキャンプ》前編



 周囲に、すでにキャンプを楽しんでいる人がいたら、ぜひ一緒に連れていってもらいましょう。不安の多い初キャンプも経験者と一緒なら安心。慣れている人は道具の使い方をはじめ、さまざまな楽しみ方を知っているので、いきなり自分だけで行くよりも充実した時間を過ごすことができます。キャンプテクニックを知ることもできます。



③まずはテントとシュラフだけで



【キャンプ入門】ひとりで。ふたりで。自然の中で《時間(とき)を味わうキャンプ》前編



 キャンプの最大の醍醐味である「野外で(しかも地面に)寝る」体験は、テントとシュラフがあれば実践できます。いろいろ楽しもうとすると道具を揃えたくなりますが、初体験として野外で寝てみて、テントの居心地のよさや大地の感触を確かめてみるのはいかがでしょう? 無理して一泊せずに、昼寝だけの体験でも十分に楽しめます。



④コテージに泊まる



【キャンプ入門】ひとりで。ふたりで。自然の中で《時間(とき)を味わうキャンプ》前編



 キャンプ未経験者にとって、いちばん手軽な方法は「コテージ泊」。しかし「泊まるだけ」では、ただの旅行になってしまうので、調理道具だけは持参して野外料理に挑戦することをおすすめします。バーナーや焚火台があれば、調理器具や食器は自宅で使っているものでも十分。まずは自然のなかで過ごす気持ちよさを体験してみましょう。



(中編へ続く)

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