女優・大地真央(69)が14日、都内で行われた初主演映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』(23日公開)の完成披露上映会に登壇し、15歳から92歳までを演じた心境を明かした。
宝塚歌劇団の元トップスターで、数々の舞台で主演を務めてきた大地だが、意外にも映画主演は今作が初。
世界的デザイナー・コシノ三姉妹の母親役という大役に、当初は「あまりにもおこがましい」と躊躇したというが、「本を読ませていただいて、資料をいただいて、なんて魅力的な方なんだろうと思い、やらせていただこうと思いました」と決意の瞬間を振り返った。
最も苦労したのは15歳の少女時代。「15歳です」と即答すると会場から笑いが起こり、「でも楽しかったんですよ…なんて図々しい(言い草)でしょう」と自虐的に語って会場が和んだ。
共演の黒谷友香(49)は「大地さんのあまりの可憐さに驚きました」と絶賛。これに大地は「いい子ね」とご満悦の表情を浮かべる場面も。
撮影を振り返り「ガブリエル・シャネルは12歳から72歳まで演じた経験はあったんですけど、何しろ身近に感じられる方でしたし、約1か月、充実した時間を過ごさせていただきました」と目を輝かせた。
観客へのメッセージでは「ワハハと笑っていただいて、思いっきり泣いていただきたい。デトックスをして明日への活力となればいいな」と呼びかけた。
取材・撮影:BEST T!MES編集部