サントリーHDの会長職を辞任した新浪剛史(にいなみ・たけし)氏(66)は3日、代表幹事をつとめる経済同友会の定例記者会見に登壇。
自身の進退について「私自身は潔白であると考えているが、透明性の高い経済同友会の仕組みに委ねて、当面は活動を自粛したい」との考えを示した。
そして、同友会の規定に基づき、岩井睦雄筆頭副代表幹事(日本たばこ産業会長)が当面、代表幹事を代行することになった。
会見に同席した岩井氏は、新浪氏の去就について「できれば今月いっぱいという形で進めたい」と述べ、9月中の去就決定を目指すとした。
『スーパー実業家』と呼ばれる新浪氏は、経済同友会代表幹事のほか、政府の経済財政諮問会議の民間議員などの要職も歴任。
これらについても「決めていただくのは政府。判断を委ねたい」としている。
文:BEST T!MES編集部