既婚の市幹部男性職員とラブホテルで複数回、面会したと報じられ謝罪した群馬県前橋市の小川晶市長(42)が26日、前橋市議会の本会議(最終日)に出席。市議から出処進退を問われるシーンがあった。
共産党の小林久子議員は「討論に先立ち、一言申し上げます。小川市長が一昨日の記者会見で謝罪した問題は社会的、道義的にも市民や市職員、関係者の方々の信頼を大きく裏切るものです。小川市長はしっかりと説明責任を果たすとともに市行政のトップとして、自らの出処進退を早急に明らかにすることを求めるものです」と前置きした後に議案を読み上げた。
次に登場した新井美加議員も「討論の前に小川市長に一言申し述べます。過日の記者会見以降、市政に混乱をきたしていますが、市民の皆さんにしっかり説明を尽くし、市政の安定をお願いするものであります」と連続してラブホ問題に切り込んだ。
小川市長は24日の緊急会見で男女関係を否定した上で「誤解を招く軽率な行動だったと深く反省している」と陳謝。
出処進退については「第三者とも相談しながら考えたい」と述べるに留めたが、会見から一夜明けた25日には市役所に約300件のクレームや問い合わせの電話が寄せられ、職員は対応に追われていたという。
同市長は中大法学部卒で、現役の弁護士。群馬県議を経て、2024年の市長選に立候補し、自民・公明両党推薦の山本龍前市長に大差をつけ当選した。
文:BEST T!MES編集部