兵庫県警の警察官9人がオンラインカジノ(オンカジ)で金を賭けたとして20日、県警保安課が賭博容疑などで書類送検したことが分かった。いずれも若手の巡査部長以下で、県警は9人を懲戒処分する方針。



 捜査関係者によると、書類送検されたのは生田署で一緒に勤務していた6人と、機動捜査隊の同僚だった3人。一部は既に異動している。9人はスマホを使って国内からカジノサイトに接続。賭博をした疑いが持たれている。



 「スマホでオンカジを利用し、金を賭けている」との情報があり、県警が捜査していたという。なお、常習的にオンカジ賭博をしていた警察官は多額の借金を抱えていたという情報も。2つの職場でそれぞれオンカジの利用が広がっていて、県警は同僚から同僚へ伝わったとみている。



 オンカジはパソコンやスマホを使ってカジノサイトに接続し、スロットマシンやルーレットなどで賭博を行う行為。国内から接続すると違法だが、認識が不十分なまま利用するケースが多く、今までプロ野球選手や芸能人が相次いで摘発されている。今回の警察官らも、多くは違法性の認識が乏しいまま遊び感覚で金を賭けていたとみられる。



文:BEST T!MES編集部

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