韓国の左派系紙ハンギョレ新聞は31日までに、統一教会と自民党の関係について言及した。



 日本の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の徳野英治元会長が2021年10月の衆院選について、韓鶴子(ハンハクチャ)総裁に対し、「我々が応援した国会議員の総数は自民党だけで290人に達する」と報告。

教団の内部文書「TM(トゥルーマザー)特別報告」に記載されていたと報じている。



 報道によると、報告書は2018~22年の間に多数作成され、日本の国政選挙や自民党総裁選の動向分析や選挙応援の状況などを詳細に記載。18年5月の報告では、「選挙応援を通じて自民党の重鎮・幹部とより深い関係を築くことが最も現実的で効果的なアプローチだ」と記していたという。



 また19年7月には、日本の旧統一教会幹部と安倍元首相らが面談したとし、徳野氏は「面談は今回で6回目。目的は選挙応援で、大変喜んで安心しているようだった」と報告している。さらに、22年に安倍氏が銃撃されて死亡した事件で、山上徹也被告について「本部会長の指示で会員記録を削除した」と記されていた。韓国・聯合ニュースによると、韓国警察は一連の文書を押収。詳しく分析しているとみられる。



文:BEST T!MES編集部

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