原作・渡辺ペコ氏の人気コミックスが実写ドラマ化。人生の岐路に立つ3人がたどりついた“家族のかたち”を描く——FODオリジナルドラマ『にこたま』の完成披露イベントが12月26日に行われ、主演の橋本愛(浅尾温子役)、瀬戸康史(岩城晃平役)、物語の鍵を握る比嘉愛未(高野ゆう子役)が登壇した。
ドラマの見どころについて、橋本愛は「年齢的にも切実なリアルが描かれています」と語り、自身が演じる温子(あっちゃん)について「恋愛感情が人よりも少し薄くて、そもそも恋ってなんだろう? 晃平を好きなのか、愛しているのか? という複雑な感情を抱えている。それを渡辺ペコ先生が丁寧にえぐっているので、ぜひ最後まで見ていただきたい」とPRした。
作中で浮気をしてしまう晃平を演じた瀬戸康史は、開口一番「申し訳ございません」とガチ謝罪して会場を笑わせつつ、「でも彼は事を起こした後、逃げずに向き合おうとした。そこは褒めてあげてもいいのかなと。今後どういう行動をとって信頼を取り戻せるのか、高野さんとの決着はどうなるのか、注目してほしい」と見どころを語った。
比嘉愛未は、自身が演じた高野ゆう子について「感情が汲み取りにくい、自立した女性。倫理的なことはさておき、晃平との関係を自分で選択したんです。でも相手には決して押し付けない。自分で全部背負う覚悟を持った強い女性」と説明。「私自身、高野から学ぶことがたくさんありました」と役への感謝を口にした。
イベント中盤では、渡辺ペコ氏からのメッセージも読み上げられた。
「人を好きになるってどういうこと? 家族を作るって何だろう? という疑問を物語として掘り下げたのが『にこたま』です。
このメッセージを受け、橋本は深く共感した様子で語った。「この漫画が描かれたのは10年以上前。当時はまだ多様性というものが可視化されていない時代だったのに、そこに踏み込んで描いていた。渡辺先生の先見の明には恐ろしさすら感じます」
原作『にこたま』は2010年に講談社「モーニング」で連載開始。約15年の時を経て、このたびドラマ化の運びとなった。
取材・撮影:BEST T!MES編集部
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