2月15日に放送された「笑点」(日本テレビ系)での春風亭一之輔に賞賛の声が上がっている。大喜利コーナーで、回答者が最初に話をして、司会の春風亭昇太が「厳しいね」と返すと、そこでオチを言うお題でのやり取りで絶妙なネタを披露したのだ。
一之輔が「議員定数削減が叫ばれている国会なんですけど、本当は人手不足なんですよね」と話し、昇太が「厳しいね」と返す。
そこで一之輔は「正しく言うなら、【まともな議員が不足している】んですよね」と答えると場内から拍手が湧き、座布団もゲットした。
この回答にSNSからもこんな声が届いた。
「政治をネタにしてこその落語ですよね。円楽っちが亡くなってしまいましたけれど、しっかりと継いでくれていて良かったです」
「政治批判をネタにしていた歌丸師匠や6代目円楽師匠が亡くなり、笑点見なくなったのですが、まだ気骨ある人がいるのですね」
さらに政権擁護を繰り返すあの人に飛び火する。
「志らくに爪の垢を煎じて飲ませたい」
「寸言釘を差す春風亭一之輔師匠と、強いヤツに媚びるだけの立川志らくとの違いに、笑ってしまった」
など立川志らくへの批判のコメントも投稿された。
かつて落語家は、政治を風刺したネタで笑いを取ってきた。桂歌丸しかり、6代目三遊亭円楽しかり、立川志らくの師匠・立川談志もそうだった。
ここで槍玉にあげられた立川志らくも、当初は政権批判をしていたが、今やすっかりTVに牙を抜かれ、政府御用達と疑われるほど政権擁護を繰り返している。
落語家は、戦時中に軍事政権によって「時局にそぐわない」演目を自主規制させられた。その時、台本を「はなし塚」に「埋葬」した歴史を持つ。その歴史を紡いできたからこそ、風刺によって権力の監視をしているのだろう。
最近は仕事欲しさに権力者への擁護を続ける落語家やお笑い芸人が目立つ。彼らにも歴史を学んで欲しいものだ。
文:BEST T!MES編集部
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