「実行力のないアイデアはカスだ」Google✕マクドナルド創...の画像はこちら >>



日米の一時代を築いた起業家が口を揃える。Google創業者のラリー・ページが「アイデア自体に価値はない、実行できてこそ価値がある」と言えば、その半世紀前に日本マクドナルド創業者の藤田田は「実行力のないアイデアはカスだ」と著書に書いていた。

アイデアすらコモディティ化し、ますますやり切る力が求められるAI時代にも響くビジネスの超掟と言えるだろう。新装復刊した『起業家のモノサシ』(KKベストセラーズ)より、抜粋して紹介しよう。



■実行力の伴わないアイデアはカスだ



 世にアイデアマンと言われる人は多い。



 問題なのは、そのアイデアを実行しているかどうかである。



 アイデアは出すが実践する方法を知らない。そこで、結局、そのアイデアを生かしきれないままで終わってしまう、というケースはよくある。これでは何にもならない。



 その反対に、少々腐ったアイデアであっても、実践していけば成功する可能性は大いにある。



「あんなバカがよく成功したなァ」



 といわれる人物は、アイデアはなくても実践力に富んだ男である場合が多い。



 だから、すばらしいアイデアとすばらしい実行力があれば100パーセント成功する。





■ツキを呼ぶ人間とつき合え



 ナポレオンは外交官を採用するとき、頭がいいとか、家柄がいいとかいうことは問題にしなかった。彼が採用したのは、運のいい男、ツイている男である。



 ツイている、ということは、その人物が進んで行く方向に、あらゆるものがプラスになるようになっていることである。それは、その人の持っている人徳のしからしむところかもしれないし、あるいは持って生まれたものかもしれない。



 私は自分自身を特別にツキまくっている男とは思わないが、不思議なことに私とつき合っていてパンクした人はいない。みんな仕事も調子がよくなるのだ。とすれば、やはり、私もツキを持っている人間なのかもしれない。



 それと、私は口うるさいほうだから、つき合っている人に、「商売をするなら約束は守れ」、「契約書を作れ」、「メシのときには仕事の話をするな」など、アメリカ人とつき合って学んだ教訓を繰り返し繰り返し吹きまくる。そうすると、うるさい奴だな、と思いながら知らず知らずのうちに、それを守るようになり、気がついたときには好調の波に乗っていたということになるのではあるまいか。



 ツキから見放された人物とつき合うよりはツキを持っている男とつき合ったほうがいいことは、言うまでもない。



文:藤田田



《『起業家のモノサシ』より構成》

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