ロンドンに新しくオープンする高級会員制クラブが「バターソムリエ」を募集している。



 ベルグラビア地区に今秋開業予定の「ザ・ペンブローク」は、「バターへの深い愛情と理解」を持ち、「当店のバターの品揃えを管理し、銀製のバタートロリーを使ったスタッフのトレーニングを支援する」人材を求めている。

さらに、バターを塗る対象である「トーストに関する百科事典的な知識」も必須条件だ 。



 カントリー・ライフ誌で「バターソムリエ」の求人広告を出した「超高級」な同クラブは、他にもユニークな専門職を募集中だ。「スポーツ担当責任者」は、「カリスマ性」があり「遅くまで働く意思がある」人物が、クラブ内のビリヤード室にある 9台のスクリーンで適切なスポーツイベントを放映することを保証する役割を担う。



 また、会員同士の交流や出会いを演出する「マッチメーカー(仲介人)」という職種も用意されており、広告には「相反する要素が引き合う感覚を持ち、完璧な座席配置に求められる即興性と洗練性に精通していること」と条件が記載されていた。



 同クラブの関係者はタイムズ紙に対し、これらの特異な職務は有給であるとしてこう明かす。「贅沢に聞こえるかもしれませんが、これは時代の証左です。ワインにはソムリエ、コーヒーにはバリスタがいるのだから、バター専門職があってもおかしくありません。人々の期待は変化しました。私たちは超専門化の時代を生きてます」「会員は単に『良いもの』を求めるだけでなく、熟考され、厳選され、専門的に提供されるものを求めているのです。会員に時間を預けていただく以上、このレベルの細部への配慮が重要だと考えています」



文:BEST T!MES編集部

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