性加害認定の漫画家が別名義で連載継続 小学館「マンガワン」炎...の画像はこちら >>



 小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」の編集部は、2月27日連載作品『常人仮面』について、原作者(ペンネーム「一路一」名義で原作を担当)の起用判断や確認体制に問題があったとして、配信および単行本の出荷を停止したと発表した。



 この原作者はかつて「山本章一」(本名:栗田和明)名義で『堕天作戦』を連載していた漫画家だったが、2020年に逮捕され略式起訴のうえ罰金刑を受けていたという過去があった。

『堕天作戦』は起訴後、連載中止になっている。その後ペンネームを変えて活動していたようだ。しかし、事件のことは『常人仮面』の作画担当には伝えられていなかったという。



 2020年の逮捕事案に関連する民事訴訟は続いており、今年の2月20日に札幌地裁で判決が出た。当該漫画家の性加害が認定された。



 判決文などによれば、当時15歳だった女性は、当該漫画家が担当する授業をきっかけに親しくなり、車内でキスをされたり身体を触られたりするようになった。16歳になると校外でホテルに誘われ性行為に及び、その後も関係が続いた。山本は父親のように振る舞いながら「おしおき」などと称して性行為を求め、女性に自分の排泄物を食べさせたり、身体に「奴隷」と落書きして撮影するなどの行為も繰り返したという。



 こうした行為は、女性が高校を卒業した後、18歳まで続いた。女性は重度のPTSD(心的外傷後ストレス障害)や解離性同一性障害と診断され、現在も日常生活に支障が出ているそうだ。



 これらの性加害により、当該漫画家は逮捕され、連載は休止となった。しかし、先述したようにペンネームを「一路一」と変えて、新たに漫画原作者として「マンガワン」で連載をスタートしていた。

事件のことは『常人仮面』の作画担当には伝えられていなかったという。



 また裏で当該漫画家の担当編集者が被害者に示談の提案をしていたという。



①示談金150万
②原告女性の漫画連載中止要求の撤回
③口外禁止



 上記のような条件で、加害者有利の提案を提案していたことが明らかになっている。これらが一部メディアで報道されると、SNSで拡散され、マンガワン編集部がコメントを出さざるを得ない事態になった。



 しかし編集部の声明文は、あまりにもやっつけ。「本来であれば原作者として起用すべきではありませんでした」と書きつつも、なぜ略式起訴された当該漫画家にペンネームを変えて連載させたのか、なぜ『常人仮面』の作画担当に事件の内容を伝えなかったのか、などについてはまったく触れられていなかった。



 この声明文に読者や漫画家の怒りが爆発。小学館から版権や連載を引き上げる漫画家が続出した。この問題は、一部全国紙でも報じられており延焼中だ。



文:BEST T!MES編集部

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