「ねじれた顎」「横向きの歯」…奇妙な爬虫類の化石がブラジルで...の画像はこちら >>



 奇妙にねじれた顎と横向きの歯を持つ生物の化石が発見された。古生物学者らがブラジル北東部、マランニョン州パストス・ボンス付近(パルナイバ盆地)の乾いた川床から見つかった9つの骨を分析した結果、この草食性爬虫類は約2億7500万年前に生息していた、当時の「生きた化石」であったと結論づけた。



 「タニカ・アンミコラ」と命名されたこの新種は、属名が現地先住民グアラニー語で「顎」を、種小名がラテン語で「川辺に生息する者」を意味する。同種の歯は外側(横方向)を向いており、顎の内側にはさらに小さな歯が並んでいた。これは、植物を粉砕して食料とする最初期の生物の一つであったことを示唆している。



 米国シカゴにあるフィールド自然史博物館の研究主任、ジェイソン・パルド博士は、ブラジルで見つかったこの化石について次のように述べている。「この顎には奇妙なねじれがあり、解明に頭を悩ませました。何年もの間『何らかの死後の変形ではないか?』と疑っていましたが、現在までに9個の顎を入手し、保存状態が良好な個体を含めすべてに同じねじれが確認されました。つまり変形ではなく、これこそがこの動物固有の構造なのです」 科学者によれば、タニカ・アンミコラは四足動物(テトラポッド)のグループ、すなわち背骨を持つ四足生物に属するが、全体的な体形については依然として不明な点が多いという。



 パルド博士はこう続けた。「タニカは、より現代的な系統の四足動物が進化した後も、初期の基幹系統に残存したメンバーであったという意味で、現代のカモノハシに似た存在です。つまり、その時代における『生きた化石』だったのです。近縁種との比較から、タニカは鼻先がやや長いサンショウウオのような外見だったと推測されます」



文:BEST T!MES編集部

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