自衛隊員「中国大使館襲撃事件」の遠因は保守言論人の講演にあっ...の画像はこちら >>



■現役自衛隊員が中国大使館襲撃!



 20代の陸上自衛隊の3等陸尉が柵を乗り越え、都内の中国駐日本大使館に不法侵入し、中国外交官を殺害すると脅迫した(中国大使館側発表)——3月24日、現役自衛官による前代未聞の事件が起こった。



 同日に中国側は駐日大使館のXアカウントで《この事件は「ウィーン外交関係条約」に著しく違反》と強く抗議。

事件の徹底調査と関係者への厳正な処分を求めた。



 中国の怒りに対して日本政府は、翌日の官房長官記者会見で「遺憾の意」を示す程度。高市総理や小泉防衛相は謝罪のコメントすら発表していない。自衛隊員は国に仕える公務員であり、その最高指揮官は国のトップ——沈黙を守ることは、事件を暗黙に容認したと受け取られかねない。今回の一件が“国家ぐるみの意思表示”と映るリスクを、日本政府は理解しているのか。



 そして、件の自衛隊員はなぜそのような思想に至ったのか。遠因として、保守系言論人による自衛隊での頻繁な講演の存在があったのではないかと議論が巻き起こっている。





■竹田恒泰氏がやり玉に



 これに反応したのが、明治天皇の玄孫の竹田恒泰氏だ。



 Xに《特定の国への憎悪を煽り、あるいは大使館への実力行使を推奨することなど、あろうはずがありません》と自身の潔癖を強調し、さらに《日本人が襲撃の対象となる危険もあります。起きてはいけない事件であったと思います》と続けた。



 竹田氏は事件が起きた24日の深夜にエゴサーチを開始し、100件を越えるポストに一挙否定するリプライを送っていた。この竹田氏の慌てように、「内心では自分のせいかもとバクバクしてるからやる行動」「講演会で中国ネタは封印していたとしても、YouTubeでは動画の大半が中国ネタ」などと、冷ややかな反応やツッコミが集まった。



 思想家の内田樹氏もXで竹田氏を痛烈批判。そもそもなぜ防衛大学は竹田氏は招聘したのか、と大学の姿勢にも疑問を呈した。



 ちなみに2024年6月に起きた蘇州日本人学校スクールバス襲撃事件の際、竹田氏はXに「長年反日教育をしてきたツケが回ってきた」と書いていた。それが今回「自衛隊で反中講演をしてきたツケが回ってきた」というブーメランとなって返ってくるのは、なんと皮肉なことか。



文:BEST T!MES編集部

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