ポール・マッカートニー(83)は、ザ・ビートルズのメンバーが、観客の中で自分たちの演奏技術を熱心に研究している男性たちを見るのを「好んでいた」と語った。



 ロサンゼルスの「フォンダ・シアター」で行われた小規模ライブに出演したポール。

ザ・ビートルズ初来米時の体験を振り返り、当時の観客層の違いについて言及した。ポールはファンに対し「当時気づいたのは、男性の観客が皆、自分たちの弾いているコードを研究していたことだ。自分たちはそれが少し気に入っていた。一方で、女性たちは悲鳴を上げていた」と語り、会場を沸かせたという。



 ライブ中、ポールは新曲『デイズ・ウィ・レフト・ビハインド』や、5月29日発売予定の新作アルバム『ダンジョン・レインの少年たち』からの楽曲を披露しなかった理由について、バンドと共に「まだ習得している最中だからだ」と説明した。



 一方で、『ヘルプ!』や『レット・イット・ビー』といったザ・ビートルズの名曲に加え、2023年にジョン・レノンの遺作として発表された『ナウ・アンド・ゼン』を感動的な歌唱で披露し、「ジョン、この曲を作ってくれてありがとう」と感謝を述べた。



 新作『ダンジョン・レインの少年たち』は、ポールの子供時代や両親、そしてジョンやジョージ・ハリスンと共に過ごしたリバプールでの初期の時代を振り返る内容となっている。先行シングル『デイズ・ウィ・レフト・ビハインド』は、ポールが育ったスピーク地区の「ダンジョン・レイン」などの場所から着想を得た。



 ポールは声明の中で、「これは自分にとってまさに『記憶の歌』だ。リバプールの思い出がたくさん詰まっている。中盤にはジョンや、昔住んでいたフォースリン・ロードについても触れている。労働者階級の地域で、当時はほとんど何も持っていなかったが、周囲の人々が最高だったから気にならなかった」と、自身の原点への思いを明かした。



文:BEST  T!MES編集部

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