なぜ安倍首相は「憲法を改正する必要は全くない!」と僕に語ったのか田原総一朗氏 × 望月衣塑子氏が斬る!

「桜を見る会」疑惑が次々と浮上し、安倍内閣に厳しい目が向けられている。11月に憲政史上最長在任の首相となった安倍晋三氏という存在が、「安倍一強」と呼ばれた強引な政権の瓦解が、今、始まったのだろうか……。ジャーナリスト・田原総一朗氏と『「安倍晋三」大研究』の著者で東京新聞記者・望月衣塑子氏の二人が、安倍政権の行方を徹底討論する!(第3回)●「憲法改正をする必要は、全くない」と安倍さんは小声で言った
なぜ安倍首相は「憲法を改正する必要は全くない!」と僕に語ったのか田原総一朗氏 × 望月衣塑子氏が斬る!
「憲法上は原子爆弾を所持しても問題ない」と語った安倍晋三氏。           (『「安倍晋三」大研究』p110より)   画・ぼうごなつこ

田原・・・ここにきて、安倍さんが憲法改正のボルテージを上げた。

望月・・・安倍首相は、憲法を改正する必要はないと言っていますよね。「安保法制ができたから、(憲法改正は)もういいんだ」と、きっぱり言い切っています。

田原・・・2016年7月に参議院選で自公が3分の2議席を取った。衆議院は先だって行われた衆院選で、憲法改正に必要な3分の2を取っていた。僕は安倍さんに「いよいよ憲法改正だね」と言ったんだ。そしたら安倍さんは小声になって、『憲法改正する必要は全くありません』と。「なぜ?」と聞き返したら、「集団的自衛権の行使ができるようになったからです」と明言した。アメリカが、とにかくうるさくて、このままでは日米関係を維持できない。それで集団的自衛権の行使を決めたら、アメリカは満足して何も言わなくなったそうだ。だから憲法改正する必要はない、という理屈になるわけだ。
 2016年9月に聞いた話だけれど、その翌年「憲法を改正する」と言った。 
もっと言うと、集団的自衛権の行使をやるべきだと言ったのは元駐タイ大使の岡崎久彦氏。ちなみに祖父・岡崎邦輔氏も政治家で、近代外交の礎を築いた陸奥宗光とは従兄弟の関係にあるという。


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