■世界的コーヒー産地ベトナム発の『ヨーグルトコーヒー』が話題
苦味の強いコーヒーに練乳やコンデンスミルクを入れて飲むベトナムコーヒー。2層に分かれたおしゃれな見た目がユニークでInstagramでも投稿数が約33,000件と日本でも根強い人気です。
実は今、進化したベトナムコーヒーが続々と日本に上陸しています。今、話題の兆しをみせているのが「ヨーグルトコーヒー」です。近年ハノイでブレイクし、すでに日本でもメニュー化している飲食店もあります。
■コーヒー豆の生産量世界2位。実はベトナムはコーヒー豆の名産地

意外にもベトナムはブラジルに次ぐ世界第2位のコーヒー豆生産国です。
日本では「アラビカ種」と呼ばれるコーヒー豆が一般的ですが、ベトナムでは成長が早く、病害に強い上に収穫量が多い事から、「ロブスタ種」と呼ばれるコーヒー豆が栽培されています。
「ロブスタ種」は苦みや酸味、香りが強いためそのまま飲むことに適しておらず、主にインスタントコーヒーや缶コーヒーにブレンドされて使われます。
■独自のスタイルを築いたベトナムコーヒー
ベトナム産のコーヒー豆は、ブラックで飲むには適していないことに加え、フランスの植民地であったことも影響して、独自のスタイルを確立しました。
苦みが強い反面風味が弱いのが特徴のロブスタ種をおいしく飲むために工夫されたのが、コンデンスミルクで甘さとコクをプラスする飲み方でした。
また、アルミやステンレスの専用容器で淹れるのは、フランス植民地時代の名残と言われています。
■ベトナム発のコーヒースタイルが近年世界に拡散中。ついに日本にも上陸

コンデンスミルクとコーヒーの2層が特徴のベトナムコーヒーは、近年進化をしてベトナムから海外へと進出しています。
その一つが「エッグコーヒー」。1956年頃からメニュー化しているエッグコーヒー発祥の店は、2号店を2018年に日本でオープン。アジアだけでなく世界中から注目されています。
そして最新のスタイルは「ヨーグルトコーヒー」です。ヨーグルトとコーヒーの意外な組み合わせですが、飲んでみると驚きのマッチングです。