一瞬で命を奪う建物倒壊への「耐震化」をどう進めるか〜少子高齢化にともなう老朽化する空き家問題と耐震対策〜【阪神・淡路大震災25年目の真実❺最終回】

 阪神・淡路大震災から25年。6434人の犠牲者を出したこの地震の記録と記憶を来たるべき「大都市直下大地震」の教訓として生かしたい。NHKスペシャル取材班がものした『震度7 何が生死を分けたのか~埋もれたデータ21年目の真実~』を踏まえ、「命を守るために行動する」耐震化への対策を編集部が取材しました。キーワードは対策を行う当事者の「コスト」と「インセンティブ(誘因)」。特集の最終回は、経済的観点から問題提起します。◆耐震化対策はわかっているのに、なぜ行動できないのか

 建物崩壊による死者が全体の8割を超えた阪神・淡路大震災の被害状況。この建物が生命を奪うことに対する「耐震化」は、進んでいるのだろうか? 
 国土交通省の「住宅耐震化の進捗状況」によれば、1998年に68%だったものが、2013年には82%と14ポイント改善したが、残り18%の約900万戸が耐震性なしである。また同省の「多数の者が利用する建築物(ビルなど)の進捗状況」によれば、98年には75%だが、13年には85%と10ポイント改善するも、残り15%の約6万棟が耐震性なしである。

一瞬で命を奪う建物倒壊への「耐震化」をどう進めるか〜少子高齢化にともなう老朽化する空き家問題と耐震対策〜【阪神・淡路大震災25年目の真実❺最終回】
神戸市兵庫区水木通り付近/写真提供:神戸市

 6434人の犠牲者を出した25年前の大震災を経験したにも関わらず、「耐震化率の大きな要因は住宅の建て替えで、耐震診断や耐震補強はさほど進んでいないのが実情だ」(『震度7 何が生死を分けたのか』)と同省の職員も言う。


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